リップルネット・クラウドの力を引き出す

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 世界は新たなパラダイムに向けて突き動かされており、しばしば当たり前のことと考えられてきた単純で日常的な作業や機能は、ますます厄介事となってきている。その一因となっているのは、今なお続く新型コロナウイルスの世界的大流行と、それが欠かせない仕事をデジタルの領域へと押しやっていることだ。だが、これは私たちが既に馴染んでいるパラダイムだ。世界の継続的な技術進歩のおかげで、このパラダイムの兆しは何年も前から見えていた。

 市場投入までの時間を短縮し、増大するリアルタイムの消費者需要に適応するには、無駄のないインフラ運用とクラウドベースの柔軟なインフラが必要になる。一部の金融機関はクラウド技術の利点をよく知っており、早い段階でオンプレミスのインフラから切り替えたそれらの金融機関は、かつてないほど力強く新型コロナウイルス後の世界に足を踏み入れようとしている。

 だが、明白な利点があるにもかかわらず、世界の主要銀行はクラウドの導入に関しては未だに遅れを取っており、より機敏なテクノロジー・プレイヤーが現在新しいデジタル環境に適応するにつれて、その遅れがさらに大きくなっていることに気づいている。

 ●なぜ今クラウドなのか

 オンプレミスのインフラの維持は困難だ。人員配置、ハードウェア、メンテナンスまで考慮すると高くつくことは言うまでもない。これにより、主要銀行や金融機関が新しい機能やアップグレードを展開する速度は他の産業よりも遅くなっている。過去10年間にクラウド技術が達成した拡大と成熟により、これらの企業は今、より機敏なクラウド技術を導入するか、さもなくば競合他社に取り残されるかの選択に直面している。

 一部の金融機関はクラウドソリューションを一定程度活用しているものの、多くの企業は日常的に扱う顧客の機密データを理由にして、本格的なデジタル変革への着手を今なおためらっている。クラウド技術とセキュリティは大幅に改善されてきており、顧客の財務データを柔軟性に欠けサポートに費用がかかる年代物のレガシーシステムに留める理由はもはやなくなった。

 このパンデミックから学べることが1つあるとすれば、それは私達には改良されたソリューションが必要だということだ。世界的経済危機は本格的なクラウドソリューションがこの任に耐えることを証明している。事実マイクロソフトは、社会的距離が強制されている地域でクラウドサービスの利用が顕著に増加していることを最近報告した。現在、このパンデミックを生き残り、急速に変化する消費者の需要に追いつきたいと願っているすべてのビジネスにとって、クラウドベースの技術は必要不可欠なものと考えられている。

 消費者はデジタル・ファーストだ。たとえば、ウーバーを予約して、スマートフォンを数回タップするだけで目的地に到着する。そして彼らは銀行サービスにも同じことを期待している。残念ながら、今日のグローバル決済インフラはこの世代の速度に対するニーズよりも、時代遅れの郵便システムとの共通点の方が多い。リップルネットのクラウドソリューションは、銀行と金融機関にこれらの需要を満たす新たなプラットフォームを提供する。

 ●銀行業の未来はリップルネット・クラウドにある

 リップルネット・クラウドにより、銀行と金融機関は最小限の労力とより大きな柔軟性を得てビジネス上の利点を最大化出来る。リップルネット・クラウドを使えば、顧客は1個の統合された共通のRPO(リップル・ペイメント・オブジェクト)によってリップルネットの顧客すべてに対する決済の払い込みと受け取りが行えるようになる。これはつまり、顧客が規模拡大を準備するとき、摩擦が減り標準化出来るものが増えるということを意味している。

 クラウドを使うと、顧客はオンプレミスの顧客よりも5週間早くリップルネットに接続できるとともに、ハードウェア要件や開始時の人員確保を回避することが出来る。これにより最終消費者への支払いを高速化出来る。またリップルネット・クラウドは、金融機関がODL(オンデマンド流動性)を通じた決済の代替手段を追加するのを容易にもする。クラウドの顧客はリップルネットのコネクションすべてと単一のAPIで接続できるため、新たなコネクションを作り維持することもより容易となる。

 同時に、クラウドソリューションはオンプレミスのソリューションよりも配備と管理が安くつく。リップルのオペレーション・チームはインフラのメンテナンスとアップグレードを取り扱っている。このことが顧客の資金を節約し、その資金をコスト低下やより競争力のある利益率といった形で消費者に還元することを可能にしている。さらに、リップルネット・クラウドは金融機関が保有するハードウェアと人員の管理費用を節約している。リップルネット・クラウドはリップルのオペレーション・チームとテクニカルサービス・チームを活用して24時間365日監視とサポートを提供しているため、外出禁止という今日の条件下においてこれはさらに大きな利点となっている。

 これらをまとめると、速度と効率性がもたらす利益によってクラウドを活用する人たちはより効率的に競争に参加できるようになる。そして、我々の顧客はそのことに注目し始めている。これには既存のオンプレミスなデプロイメントをクラウドに移管することを選んだ、最も大規模なリップルネットのメンバーの一部も含まれる。

 私達が知る世界は全く変わってしまったが、この予想外の変化によって、より優れたシームレスな形で物事を進める方法に適応し、同時に創造する機会が到来している。世界的パンデミックにもかかわらず、何があっても日々の生活が途絶えることなく続くように、グローバル決済は瞬時に行われる必要がある。

 これらの機敏なデジタル手段を提供する銀行や金融機関は、現在の危機後にイノベーターやリーダーとしての地位を確立するだろう。

(イメージ写真提供:123RF)

https://ripple.com/insights/tapping-the-power-of-ripplenet-cloud/

This story originally appeared on Ripple Insights.

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