BitMEX「インフレ対抗ヘッジにBTCと金と国債を利用」

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 世界中で中央銀行と政府が金融市場に大量の流動性を注入しているなか、仮想通貨コミュニティに属する人の多くはインフレという形で将来もたらされる結果を恐れて夜も眠れない。その折に、仮想通貨デリバティブ交換所大手のBitMEXは、顧客に自分のポートフォリオの保護手段を探すよう助言している。

 BitMEXリサーチは、同チームが19年当時推奨していた「ボラティリティ関連投資」が、もはや金融市場リスクとインフレに対して投資ポートフォリオを保護する最も効果的な手段とは見做されないと述べている。

 19年に推奨されていた「ボラティリティ関連投資」を主に構成していたのは、株式市場のボラティリティを計る指標としてしばしば使われているVIX(ボラティリティ指数)のコールオプションと、社債に裏付けされたETF(上場投資信託)のプットオプションだった。当時の考え方は、金融危機が発生している間、株式市場のボラティリティは上昇する可能性が高く、これによりVIXのコールオプションから配当が得られ、また社債は下落する可能性が高く、これによりETFのプットオプションから配当が得られる、というものだった。

 しかしながら、新型コロナウイルスが引き起こした金融市場暴落を受けて、BitMEXの研究チームはVIXのコールオプションと社債ETFのプットオプションはどちらも「妥当な保護を提供するには高額すぎる」と結論付けた。

 BitMEXによれば、今オプション契約の代替となる保護手段としての機能を果たすのに適した資産は次のとおり。

・インフレ連動国債

・ボラティリティを重視するヘッジファンド

・金

・ビットコイン<BTC>

 これらのうち、インフレ連動国債がポートフォリオの「大黒柱」の役目を果たし、最も効果的な保護を提供する可能性がある、と交換所は述べた。続けて交換所は、この手法はインフレへの説明が正しかったかどうかに関わりなくある程度の保護を提供できるであろうポジションだと説明した。

 「インフレに関する我々の見解に誤りがあった場合、BTCと金の価値は下落するかもしれない。しかしながら、デフレ環境では、国債利回りが低下しマイナスになる可能性があるため、連動債利回りの構成要素が一定程度の保護を提供する可能性がある」

 この記事で研究チームは、失業率の高さと実体経済の弱さにもかかわらず、中央銀行の刺激策のおかげで株式市場はもうすぐ記録的な高騰を呈する状態になるかもしれないとも警告している。これが長続きした場合について、記事はこう警告している。「政府は最終的に政治的圧力に屈して、投資家ではなく労働者に対してより協調的な形に金融政策を調整する可能性がある」

 記事は次のように結論付けた。「前にも述べたように、そのシナリオでは、明確な勝者は1人しかいないと我々は考えている。それはインフレだ」これに続けて、記事はゴールド・バグ(金に投資する人)とBTCのマキシマリスト(熱烈な支持者)の間で用いられてきた「自分の金貨を物として受け取ろう」や「鍵を自分で持っていなければ自分のBTCではない」といった古いスローガンが、今はかつてなく正当なものとなっている可能性があることを読者に気づかせた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/use-bitcoin-gold-and-bonds-as-a-hedge-against-inflation-bitm-6631.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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