BTCが交換所を離れる傾向が続く、OTC取引が一因か

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 仮想通貨の悪名高き「暗黒の木曜日」だった3月12日の後で、交換所が保有するビットコイン<BTC>の額は急速に減少し続けており、現在19年6月以降見られなかった水準にまで達している。このドローダウンの一因には、昨今の「大口」OTC(対面)取引があるかもしれない。

 ブロックチェーン・アナリティクス会社のグラスノードによれば、交換所が保有するBTC残高が減少する現在の動きは、BTCの歴史における同様の下降トレンドの中で「最大かつ最も長期にわたる」ものであり、保有額を1年間での最低水準にまで引き下げるものだ。

 このトレンドは、投資家たちが半減期後にBTCが値上がりすると予想しているという長期的な見通しを示している可能性もあるが、一方で部分的ながら別の説明として、交換所への信頼が失われていることもあるかもしれない、と同社は最新のレポートで述べている。しかし、同社は信頼喪失よりも長期保有目的での引き出しの方がより大きな影響を与えているようだと考えている。

 レポートでは「過去2ヶ月間ホドラー(長期保有者)が蓄財を続けていること」に加えて「BTCのクジラ(大口保有者)の数が増え続けていること」もこの仮説を支持しているとされている。

 また、先週、仮想通貨市場分析会社のコイン・メトリクスは、BitMEXとBitfinexのBTC保有額が3月12日の暴落後における新たな最低額に達したと報じた。先週、Bitfinexの保有額は3月13日の19万3900BTCから減少して9万3800BTCとなった。BitMEXのBTCサプライはピークだった3月13日の31万5700BTCから減少して21万6000BTCとなっている。

 BitfinexのCTO(最高技術責任者)であるパオロ・アルドイノ氏はクリプトニュースの取材に対し、大口OTC注文が取引所残高の大幅な減少の一因となっている可能性があると答えた。

 「一連の比較的大きなOTC取引があったことで、仮想通貨がプラットフォームから離れ、当社がコールド・ウォレットで保有する仮想通貨の減少に繋がった。当社は交換所としてふるまっているが、OTC取引の当事者としてふるまうことも出来る」とアルドイノ氏は述べた。

 BitMEXはコメント要請に応じなかった。

 その一方、アナリティクス提供会社のイントゥ・ザ・ブロックによると、現在BTC保有者の大部分は法定通貨単位で口座上の利益を得ており、今日BTCウォレットの79%が「含み益」の状態にある。このことは通常どんな資産でも強気の兆候であり、投資家たちが将来の価格上昇を見越して資産を保とうとするシグナルであると見做されている。

 さらに、含み益があるウォレットの数は以前と比べ顕著に増加しており、このことがBTC保有者の間での全体的な市場心理をさらに押し上げてきた。

 19日の記事執筆時点(協定世界時10時26分)で、BTCは過去24時間で1%以上値を上げ、1BTC=9779ドルで取引されている。19日の値上がりは数日間強いパフォーマンスが続いたことの結果であり、7日間での価格上昇は12%近くになる。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bitcoin-still-leaving-exchanges-otc-deals-may-play-part-in-i-6586.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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