ビットコインは安全資産としてステーブルコインに凌駕されているのか

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 ビットコイン<BTC>およびその他ほとんどすべての資産が深刻な損失を負った最近の市場の暴落の中で、ステーブルコインは大きな上昇を経験した。その結果、多くの人がステーブルコインを安全資産として見るようになったが、それはビットコインが元々約束していたことをステーブルコインが守ったからに他ならない。

 最近のポッドキャスト番組の中で、独立の仮想通貨ストラテジストであるナサニエル・ホワイトモア氏は、急激な成長によってステーブルコインは仮想通貨という文脈から飛び出し、それよりも認可を受けない「現代版ユーロ・ドル・システム」のようなものになってきたのかもしれないと述べる。ステーブルコインは早晩、安全資産という観点ではビットコインに取って代わるかもしれないとしながら、ホワイトモア氏は以下のように述べる。

 「ステーブルコインは認可なしにドルへのアクセスを与えるとともに地元の金融制度から逃れることも可能にしている。私達は今この時点においてビットコインはリスク資産なのか安全資産なのかという論争に至っている。しかし、需要が戻り、市場が取り残されている今、また別の疑問が存在する。それは、法定通貨が完全に失敗した時、世界はどうするのかということだ」

 したがって、仮想通貨は世界が最終的に検討しなければいけない選択肢ではある。しかし、今のところステーブルコインは伝統的な銀行と完全に分権化された仮想通貨との間を結ぶ橋のような役割を果たしている。複数の組織がステーブルコインを事業の運営のために利用している事実がこのことを証明している。全世界が中断された今、暗号資産のように完全に分権化されてもいなければ伝統的な法定通貨のように完全に集権化されてもいないが、人々はステーブルコインを頼っている。

 コインメトリックスの共同創業者であるニック・カーター氏も最近においてステーブルコインの重要性を強調し、ステーブルコインは「非常に重要なこと」を行っていると述べている。カーター氏は以下のように述べる。

 「最初は、ステーブルコインはトレーダーが資金を交換所間で移動し、それらを仮想通貨産業内に留めておくために使うものだと考えていた。しかし、ここ数か月の中でステーブルコインにはトレーダーではない一般的な人々のための純粋な利用法があることを私はますます理解するようになっている」

 しかし、ステーブルコインはこれまで中央銀行に好かれたことはない。実際、IMF(国際通貨基金)は19年にステーブルコインを伝統的な銀行システムへの脅威と表現している。「デジタル通貨の台頭」と題されたレポートの中で、IMFは中央銀行はステーブルコインの成長によって「厳しい競争に直面し、もしかしたら追い越される可能性もある」と主張していた。最近において、FSB(金融安定理事会)はステーブルコインを規制するための10個の提案を中央銀行に対して行っており、それには完全な禁止も含まれていた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://eng.ambcrypto.com/is-bitcoin-being-outperformed-by-stablecoins-as-a-safe-haven-asset/

This story originally appeared on AMB CRYPTO.

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