ETH2.0、フェーズ0は「予定通り」だが実現時期は未定

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 イーサリアム<ETH>の共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏は、最近の誤った発言を訂正し、ETHの次期バージョンであるETH2.0のフェーズ0は次の7月にはローンチされないが、第3四半期中には稼働するかもしれないと述べた。

 ブテリン氏は5月11日に、コインデスクが開いたカンファレンスであるコンセンサス・ディストリビューテッドに出席した。同氏はそこでフェーズ0は7月に稼働するのかという質問に対し「そう思う」と答え、これを受けてメディアはフェーズ0が7月に稼働するだろうと報じた。しかし、のちに同氏は質問の「7月」という言葉を聞き逃したと主張した。

 さらに、同氏はコインデスクの取材に対し、ETH2.0は道のりに予期せぬ障害がないという意味で「予定通り」だというのが自分の実際のスタンスだとした。コインデスクの引用で同氏は「私はタイムラインについてはクライアント開発者の意見に従っており、今彼らがより大まかに『第3四半期』と言っているのなら彼らを信じる」と述べた。

 ブテリン氏の訂正に先立って、ソフトウェア・エンジニアのマルコ・レヴァラト氏はブテリン氏が以前にも誤った予測をしたと論じ、少なくとも2カ月は順調に運用する必要があるはずの、公式のマルチクライアント・テストネットさえまだローンチされていないのだから、7月というのは実現可能性のある期限ではないとコメントしていた。テストネットについてはブテリン氏自身が以前これに近いことを述べていた。ETH2.0のテストネット・コーディネーターであるアフリ・シェーデン氏はレヴァラト氏に同意し「最終的な仕様はどのクライアントにも実装されておらず、調整済みのテストネットもまだローンチされていない」と付け加えた。

 コメントを残した人の中には、ブテリン氏は5月に話題となったセレニティの実装の話を目にしていたはずだとし、なぜそのとき訂正しなかったのかと問う人もいた。

 ローンチ時期についてイーサリアム財団側から出た情報の多くは20年、正確には20年後半を指し示していた。19年10月に、ブテリン氏はフェーズ0は数カ月先だと述べた。12月に、イーサリアム財団の研究員であるジャスティン・ドレイク氏はETHが5周年を迎える20年7月にローンチ日が来ると示唆したが、これには多くの人が同意しなかった。20年1月に、投資会社ダルマ・キャピタルのマネージング・パートナーであり、ETHアプリケーション開発会社ConsenSysの最初の従業員の1人でもあるアンドリュー・キーズ氏は、セレニティのロードマップは「完全に機能」しており「20年にはETH2.0のフェーズ0を越え、フェーズ1とシャード・チェーンのローンチへとETHが音を立てて動く様子を目の当たりにするだろう」と述べた。

 2月のAMA(質疑応答)セッションで、ETH2.0チームはフェーズ0が20年に稼働することに同意しつつ、これまでの成果のリストを示した。当時、チームはフェーズ1の新たな方向性に対応するためフェーズ0の仕様に変更を加える必要があったためにローンチが延期されたと述べていたが、同時にまだ多くの不確定要素が残されているとも述べていた。また、つい最近PrysmとLighthouseのプログラマーが、ETH2.0のマルチクライアント・テストネットであるSchlesiを公開した。多くの人はこのことをフェーズ0への大きな一歩と見なしたが、一方で公式のテストネットはまだ稼働していない。

 フェーズ0では「ビーコン・チェーン」を実装しなければならない。これはバリデーターのレジストリを保存および管理し、ETH2.0のためのPoS(プルーフ・オブ・ステーク)型コンセンサス・メカニズムを実装するものだ。ETHを主に扱う大手ブロックチェーン会社ConsenSysによれば、データの継続性が決して途切れないように、元のETHのPoW(プルーフ・オブ・ワーク)チェーンは新しいETHのPoSチェーンと並行して運用され続けることになる。

 現時点(協定世界時10時24分)で、ETHは1ETH=191ドルで取引されており、1日での変動はなかった。価格は1週間で8%下落しており、月の利益を25%調整している。ETHは1年で8%下落した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/ethereum-2-0-phase-0-is-on-track-with-0-deadlines-6534.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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