仮想通貨市場でセンチメント指数が悪化

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 仮想通貨市場のセンチメント(市場心理)にとって、今週は好ましい時ではなかった。仮想通貨市場センチメント分析サービスのオーメニック社が示している通り、今週、上位10の仮想通貨について、市場センチメント指数であるセンチメントスコアの7日移動平均の総合値が10点満点中5.88から5.67に落ち込んだだけではなく、過去24時間にはそれぞれの仮想通貨でも顕著な下落を示し、センチメントスコアの総合値は5月4日の5.95から5.14になっている。

 直近の市場の急落は、7日平均のセンチメントスコアと過去24時間のセンチメントスコアの両方に反映されている。4日からにかけて、スコアが上昇した仮想通貨は3つだけだった。そのひとつがビットコイン<BTC>で、現在のスコアは7.1となっている。ポジティブゾーン(6以上)にある仮想通貨は他にイーサリアム<ETH>だけだが、それも6.2に後退している。それでも、上位10の仮想通貨の大部分は5以上のスコアを保っており、今回最も大きく低下したイオス<EOS>だけが4.9というあと一歩の数字になった。

 24時間スコアでは事態はさらに悪化している。すべての仮想通貨で赤文字となり、いずれもネガティブゾーン(4未満)には入っていないとはいえ、4つのコインのスコアは5を下回っている。また、5月4日には5つの仮想通貨がポジティブゾーンに入っていた中で、BTCはスコア6.4で同じゾーンに留まり、6点のステラ<XLM>がそれに続いている。ほとんどのスコアは10%以上低下した。最大はバイナンスコイン<BNB>のマイナス16.6%で、最小はテゾス<XTZ>のマイナス5.3%となっている。

 今週の勝者は、上昇幅がいずれも最小値であったとはいえ、唯一スコアを上昇させた3つの仮想通貨だ。BTCはファンダメンタル、テクニカル、ニュースで最高スコアを取り、それぞれ8.7、7.5、6.9だった。なお、ソーシャルでは5.2、バズでは4.3だった。テザー<USDT>はニュースで8を取り、他はバズで5.4、ソーシャルで4.4、テクニカルで4.3、ファンダメンタルで3.5となった。さらに、XTZの最高スコアはニュースの7.8、テクニカルは6.8であり、これにバズの5.1とソーシャルの5が続いた。一方最低スコアはファンダメンタルの2.8だった。

 最もスコアが低下したのはEOSとビットコインキャッシュ<BCH>だった。EOSはニュースでは7.3のポジティブスコアとなり、テクニカルとソーシャルではそれぞれニュートラルスコアの4.8と4.3、バズとファンダメンタルではネガティブスコアの3.6と2.8となった。最後に、BCHは最も強かったニュースで6.7を取り、テクニカルでは5.3、ソーシャルでは4.7を取った。バズでは3.6、今週最も弱かったファンダメンタルでは2.7を取った。

 オーメニックが追跡しているリストの中で上位10の仮想通貨を除く残りの部分でも事態は同様に入り混じっている。29の仮想通貨のうち、先週スコアが低下したのは3つだけだったのに対し、今週は14の仮想通貨でスコアが低下した。ナノ<NANO>は唯一ポジティブゾーンに残ったが、コモド<KMD>は唯一ネガティブゾーンに入った。

 ●調査手法

 オーメニックは独自のアルゴリズムに基づき、ニュース、ソーシャルメディア、テクニカル分析、拡散したトレンド、仮想通貨のファンダメンタルの4つから市場心理を集め計算したセンチメントスコアによって、市場のセンチメントを計測している。

 オーメニックは自社のウェブサイトで「オーメニックはトレンドになったニュース記事と、ソーシャルメディアで拡散した投稿をオールインワンのデータプラットフォームに集約しています。そこでコンテンツのセンチメントが分析できるのです」と説明している。後の文章では「オーメニックはニュースとソーシャルメディアに基づく2種のセンチメント指標と、テクニカル分析、仮想通貨のファンダメンタル、バズによる追加の縦軸3種を組み合わせて、各仮想通貨の大まかな見通しを知らせるセンチメントスコアを生成しています」と付け加えられている。現在、同社は39の仮想通貨を評価している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/crypto-market-sentiment-drops-in-7-days-even-bloodier-in-24-6520.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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