仮想通貨ヘッジファンドが多角化する中、ライトコインが意外な勝者に

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 新たなレポートによれば、ヘッジファンドは投資を伴わない暗号資産の新しい用途を見つけつつあり、同時にファンド内で意外な勝者となったアルトコインとしてライトコイン<LTC>が選ばれている。

 これらの調査結果は、仮想通貨ヘッジファンド年次報告と題された、PwCとエルウッド・アセット・マネジメントが発表しクリプトニュースが共有した共同研究論文によるものだ。著者は世界中の仮想通貨ヘッジファンドの管理下にある資産が19年中に2倍となり、20億ドルを超えたと見積もっている。

 一方レポートによれば、ヘッジファンドはますますステーキング(長期保有による運用)やレンディング(貸出)、および仮想通貨のボローイング(借入)に携わるようになっており、ヘッジファンドの42%が投資以外の活動としてステーキングを行っている。

 レポートの著者は、今会計年度の第1四半期におけるヘッジファンドの研究で集めたデータにより、アルトコインに別の勝者が出現していたことが判明したと述べている。

 著者はこう書いている。

 「LTCは言及された他のアルトコインに比べ時価総額が比較的小さいにもかかわらず、ファンドはLTCを最も取引されたアルトコインのひとつとして言及した。同じことはジーキャッシュ<ZEC>やイーサリアム<ETH>にも当てはまるが、LTCほどではない」

 LTCは時価総額で7位(ステーブルコインのテザー<USDT>を除いた場合6位)につけているが、取引の多かったアルトコインの順位で見ると、時価総額3位のXRP<XRP>と並んで3位につけている。

 それでも、自ファンドで1日あたりの取引額が多いアルトコイン5つ(ステーブルコインを除く)の名を挙げるよう問われたとき、ファンド・マネージャーの67%はETHの名を挙げている。

 著者はまた、仮想通貨ヘッジファンドと従来のヘッジファンドが仮想通貨のデリバティブを利用する方法にも変化があったと述べている。

 著者は以下のように述べている。

 「ここ1年の間に、仮想通貨のレンディング市場はさらに発達した。たとえば、中央集権型と分散型の仮想通貨交換所プラットフォームの多くは現在、レンディングや信用取引の機能を顧客に提供している。これにより、フラッシュローン(トランザクション内での無担保融資)や金利のアービトラージ(裁定取引)がより一般的なものとなっている」

 このことが興味深いいくつかのノックオン効果をもたらした、と著者は書き「それはつまり、仮想通貨ヘッジファンドと従来のヘッジファンドの投資戦略の間により密接な相関関係が見られるようになったことを意味している」と付け加えた。

 PwCの仮想通貨グローバルリーダーであるアンリ・アルスラニアン氏は、投資家たちが規制当局の活動から実際に立ち直り始めていると付け加えた。

 「追加規制の明確化からベストプラクティス実装の加速化に至るまで、過去12ヶ月の間に仮想通貨ヘッジファンド産業で見られた変化は、この産業が制度化されていく速さを示す良い例だ」と彼は述べた。

 アルスラニアン氏は仮想通貨ヘッジファンド業界が今後数年間で大幅に成長するだろうと予測しており、仮想通貨ファンドへの投資は「この分野への参入を検討している多くの機関投資家にとって、最も容易で最も馴染み深いエントリーポイントになるかもしれない」と考えている。

 彼は「経験を積んだ金融の専門家」が「仮想通貨産業が進化し成熟していく中で、同分野への参入を続ける」と結論付けた。事実これは「機関投資家だけでなく規制当局にも安堵感」をもたらしている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/litecoin-an-unlikely-champ-as-crypto-hedge-funds-continue-to-6516.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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