ライトニングネットワークはアルトコインのユースケースの代わりになるか

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 ビットコイン<BTC>のライトニングネットワークは、世界最大の人気を誇る仮想通貨のより早く安い決済方法を可能とするものとして長く注目されている。ビットコインキャッシュ<BCH>やライトコイン<LTC>などの多くのアルトコインが少額の仮想通貨決済のための安い取引手数料に特に注目している中、このライトニングネットワークの計画は世界で最も広く利用されている流動性仮想通貨の機能性を有効にするためであり、そうなれば新たなトークンでの代替仮想通貨ネットワークを開発する必要がなくなる。

 ライトニングネットワークができてどれくらい経つかはセカンドレイヤーペイメントプロトコルが設立された日をいつにするかによって変わってくるが、ライトニング(高速決済技術)が可能となったビットコインウォレットはここ数年間利用可能である。では、より低価格の取引手数料に注目しているアルトコインの必要性はビットコインによってなくなるのか? 具体的に見みてみる。

 ●オンラインリテール決済のためのライトニングネットワーク

 19年1月、ギフトカードや携帯電話のプリペイドカードの販売を事業の一部として行っているビットリフィルでは決済に関してライトニングネットワークは全アルトコインをすでにしのいでいる状況にあったと報じられた。

 それ以降、ライトニングネットワークにおいてではなく、大部分はイーサリアム<ETH>で、プラットフォームでの他の決済オプションに関連した拡張が見られた。ビットリフィルのCEO(最高経営責任者)セルゲイ・コトリア氏によれば、近年における仮想通貨のオンラインリテール決済の内訳は下記の通りだ

・80% ビットコインオンチェーン
・7.5% イーサリアム
・4% ビットコインライトニング利用
・7.5% ライトコイン、ダッシュ<DASH>、ドージコイン<DOGE>等その他アルトコイン

 「すべてが増加し続けているが、ライトニングは近年その他決済方法を押しのけるほど増加していない。」とコトリア氏は述べる。

 注目すべきは、このデータはビットリフィルに再チャージ可能のアカウントを持たない利用者によって実行された決済に関するものであるということだ。そこではビットコインの取引(オンチェーンまたはライトニング)のみが認証される。

 「我々はライトニングについて今もなお楽観的である。すべての利用数が増加しているという現状や、ビットフィネックスで我々が成し遂げたようなカストディ機関との統合の可能性を見ているということが大きな理由だ。」とコトリア氏は加える。「しかし、取引所での導入は慎重に行われている。今ではもっと期待するべきなのかもしれない。おそらく、手数料への重圧によって、ライトニングを導入するという重圧もさらに増えるだろう。」

 ●オンラインカジノのためのライトニングネットワーク

 オンラインカジノのプラットフォームであるビットコングもいくらか似通った数字を示した。ビットコング広報担当によると、近年における選択可能決済オプションの利用数の内訳は次の通りだ。

・88% ビットコインオンチェーン
・4% イーサリアム
・3% XRP
・2% ビットコインライトニング利用
・2% ドージコイン
・1% ライトコイン

 「最近利用者がいないためビットコインキャッシュは選択肢から除外した。」とビットコング広報は話す。「ノードホスティングコストでさえ賄えていなかった。」

 ビットコングは仮想通貨を利用した入出金が基本的にないということで、間もなくダッシュも除外する予定だ。

 「ライトニングウォレットに移行するためにできる限り多くの利用者に情報を発信している。」と彼は言う。「入金は(多くのアルトコインとは異なり)即時的で確実性があるため、これによって両者にとってかなりの利益を生むことになる。」

 ビットコングによると、彼らの利用者のライトニングネットワーク利用数の増加は、最近になって起きているという。

 「過去3カ月に限り増加がみられている。」と広報担当は言う。「過去1年利用数はほとんどないに等しかった。ライトニングを重視したマーケティング(LightningNetworkStores.comでリストを作成するなど)を開始したこと、あるいは一般的に増加傾向でありネットワークが多くの人々に知れ渡ってきていることが理由と考えられる。

 ●未だ様子を見る企業も

 ビットリフィルやビットコングがライトニングベースのビットコイン決済をかなり長く適用している一方、仮想通貨業界のその他大手企業は未だ慎重な態度をとっている。

 「我々はビットコインライトニングが大きな関心と共に発達するのを見ている。」とパースのエドゥアルド・ゴメス氏が明かした。「まだ導入していない理由として、ライトコインネットワークの取引量の制限が我々のプラットフォームで行われている容量には達していないことがある(少なくとも最後に調査した際これが課題であった)。我々はまた、取引をより安全にするためにSIGHASH_NOINPUTも共に利用されることに期待している。

 SIGHASH_NOINPUTはeltooで知られるライトニングネットワークのバージョン変更を効率的に実行することを可能にするビットコインプロトコルに加わるソフトフォークだ。

 パースの利用者はビットコインやビットコインキャッシュでの入出金をすることができる。ゴメス氏は各オプションが利用されている頻度を表す具体的なデータを明らかにはしなかったが、「ビットコインは我々のプラットフォームの中で飛び抜けて最も人気の高い通貨である。」と述べている。

 ビットコインのオンチェーン取引手数料の中央値は4月、0.20ドル以下から1.00ドル以上にまで上昇した。

 もしこの手数料の上昇が続けば、ライトニングネットワークが実用的であるとされる低価格のアルトコインに代わるものになるかどうかをより明確に理解することができるかもしれない。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/exclusives/is-bitcoin-s-lightning-network-ready-to-replace-altcoin-use-6511.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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