イーサリアムクラシックのプレミアム、コインベースプロで急反発後に下落

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 4月29日UTC(協定世界時)午前、一時的であったが大きなプレミアム(価格乖離)がコインベースプロのイーサリアムクラシック<ETC>で観測された。トレーダーは取引所がパンプアンドダンプ(風説の流布)を利用しているのではないか、あるいはイーサリアムクラシック市場ではその他主要仮想通貨市場よりプレミアムが発生しやすい他の要因があるのではないかと疑問を呈している。

 イーサリアムクラシックは少なくともUTC4月28日午後11時30分以降、バイナンスやビットフィネックスなどの取引所に対してコインベースプロでややプレミアム価格で取引が行われていたが、29日午前3時(UTC時間)頃この大手取引所での価格は大幅に急上昇し始めた。プレミアムはその後2時間にわたり上昇し続け、コインベースプロとその他取引所の価格差が28日夜と同水準にまで一気に下落した午前5時過ぎまで続いた。

 29日朝(UTC8時30分)時点で、イーサリアムクラシックはバイナンスとビットフィネックスで1ETC=6.37ドルであるのに対し、コインベースプロでは1ETC=6.41ドルの値を付けており、未だプレミアムは引き続き発生しているものの、他の取引所との価格差はかなり減少した。

 最も価格差が見られた時間では、このプレミアムによってコインベースではドル建てで10%ほど資産が増額したことになる。理論的には、他の取引所でイーサリアムクラシックを購入しコインベースプロで売却しているトレーダーによってアービトラージ(裁定取引)の絶好の機会であったということだ。

 仮想通貨市場で日々多くのアービトラージが行われていることを考えれば、プレミアムが発生した原因と過程について当然な疑問が生じる。

 しかしツイッターの複数のコミュニティーのメンバーが指摘したことは、コインベースとクラーケンのようなその他取引所はイーサリアムクラシックネットワークでの51%攻撃の危険性を理由にイーサリアムクラシックの入金に厳重な承認時間制限を設けているという。例えばクラーケンのウェブサイトでは、イーサリアムクラシックの入金は1つの口座への振り込みが完了するまで43200の承認が必要で、推定所要時間は約1週間を要するとの記載がある。それに対してコインベースのブログ投稿によると、コインベースではイーサリアムクラッシック取引に必要な承認数は3527であり理論上はより効率的であるはずだ。

 またバイナンスではイーサリアムクラシックが利用者の口座に入金されるまでに100の承認を必要としており、発生したアービトラージの機会を利用するトレーダーにとってはより有効なものになっている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/ethereum-classic-premium-suddenly-spikes-and-wanes-on-coinba-6421.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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