仮想通貨予測市場がコロナウイルスについて教えてくれること

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 イーサリアム・プラットフォーム上で新たな市場メカニズムを構築するプロジェクトであるグノーシスが、コロナウイルスに関して虚偽のニュースや矛盾するニュースが氾濫する中、事実に基づく有用な情報を明らかにすることを目指す分散型予測市場プラットフォームに資金を拠出している。

 コロナウイルスは金融、経済、医療その他の分野で大きな問題を引き起こす世界的課題であり、同時に各個人の生活にも何らかの影響を与えてきた。パンデミックに関するニュースは絶え間なく流され、しばしば矛盾している。しかし、グノーシスの事業運営責任者であるマーク・ジアード氏はブログで、グノーシスは「予測市場が私達の周囲にあるノイズから何らかの信号を読み取ることで私達を助ける」ことを期待している、とした。

 グノーシスは、コロナ情報市場という分散型予測市場プラットフォームへのサポートおよび資金拠出を決定し、その公的非営利イニシアチブがパンデミックの異なる側面をカバーする50の情報市場を立てるための資金5万ドルを負担した。グノーシスは、予測市場とは「将来の出来事またはマイルストーンの結果予測についての情報を集約するための手段」であると説明した。予測市場におけるデータの収集方法には、正しい情報に報酬を与えつつ誤った情報から報酬を取り上げることのほかに、様々な情報源を集約し、専門家の知識を共有することに報酬を与え、さらに確率に関するデータレイヤーを作成し「将来の各結果に定量化された発生確率を割り振る」ことが含まれる。

 グノーシスは「私達が幾らかの助言を得て家族とコミュニティのためにより多くの情報に基づいた意思決定をするうえで、専門家の洞察を活用することは有用」である一方で、このプラットフォームは迅速な情報拡散を可能にすることで有用な情報を誰もが利用できるようにしていると主張した。

 現在、コロナ情報市場では9つの問いがオープンであり、6つの問いがクローズされている。前者について、現在の「判断」は次のとおり。

  • FDA(米食品医薬品局)は20年10月1日までにヒドロキシクロロキンを新型コロナウイルスの治療薬として承認するか?いいえ(65.42%)。

  • EMA(欧州医薬品庁)は20年10月1日までにヒドロキシクロロキンを新型コロナウイルスの治療薬として承認するか?いいえ(51.96%)。

  • 新型コロナウイルスのワクチンは20年末までに承認されるか?いいえ(52.67%)。

  • 20年4月24日に世界での新型コロナウイルスの確定症例は何例になるか?250万から300万(97.67%)。(22日時点で259万例)

  • 20年6月1日にスペインでの新型コロナウイルスの確定症例は何例になるか?30万以上50万未満(50.98%)。

  • 20年6月1日にイタリアでの新型コロナウイルスの確定症例は何例になるか?30万未満(67.89%)。

  • 20年6月1日に米国での新型コロナウイルスの確定症例は何例になるか?200万以上300万未満(46.50%)、200万未満(40.52%)。

  • 20年6月1日にニューヨーク州での新型コロナウイルスの確定症例は何例になるか?40万以上60万未満(44.24%)。

 クローズされた問いについては、6問中5問で多数派が正しかったようだ。「3月30日に米国で報告される新規症例は2万を超えるか?」についてのみ、投票は「いいえ」だった(80%)が、判断を終えた後、結果として正しかったのは「はい」だった。

 イーサリアム・プラットフォームのウォレット(メタマスクかウォレットコネクト)を接続し、自分のウォレットにUSDコイン<USDC>で資金を入れることによって、誰もがこの市場に参加できる。市場の結果が判明し市場が閉じられた後で、正しい予測をした利用者は取引で利益を得る。情報市場に対する米国の立場のため、居住地に関係なくすべての米国市民、および実際に米国内に居る人は市場に参加できない、とコロナ情報市場は述べている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/what-crypto-prediction-markets-can-tell-us-about-coronavirus-6362.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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