CBDCは予想より早くなるか

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 「中央銀行の中央銀行」と複数のアナリストは、現金や銀行カードを介する新型コロナウイルスの感染への恐怖がCBDC(中央銀行発行デジタル通貨)への道のりを短縮するかもしれないと考えている。

 国際決済銀行は最近の公報で「人々は現金の使用を恐れている」と述べた。科学的調査は、感染確率で見ると非多孔質の素材で作られた頻繁に触れられる物体(これにはクレジットカード端末やPINパッドが含まれると思われる)を介した感染確率の方が高く、紙幣や硬貨を介した感染事例は既知の範囲では存在しないと結論づけている、と国際決済銀行は述べている。にもかかわらず、人々はプラスチックやステンレスよりも現金のことをはるかに心配している。

 一方で、非接触決済は今なお増加し続けている。さらに、国際決済銀行は、国に依るものの「中期的には、感染拡大が消費者による予防的な現金保有量を増加させるとともに、モバイルやカードやオンライン決済の使用を構造的に増加させる可能性も原理上ある」と書いている。デジタル決済へアクセスできる人とできない人の間の「決済格差」が、銀行口座を持たない年配の消費者に甚大な影響を与える可能性がある。

 CBDCがその解決策になるかもしれない。「小口決済用CBDCを含む、中央銀行が運営する底堅くアクセスしやすい決済インフラは、速やかにより重要なものとなる可能性がある」。それらはまずパンデミックやサイバー攻撃など広範な衝撃に耐えることができ、広いアクセシビリティを確保するための技術的選択肢を持ち、さらに銀行口座を持たない人を含めた誰もが利用可能なものでなくてはらない。

 「したがって、パンデミックによってCBDCに求められるものがより明確になり、多様な決済手段にアクセスできることの価値と、広範な脅威に対して耐性のある何らかの決済手段を持つ必要性が強調される可能性がある」と国際決済銀行は結論づけた。

 6日報じたように、韓国の中央銀行である韓国銀行は、既にCBDCのパイロット版のローンチに「一歩近づいて」おり、早ければ20年12月にもトークンのパイロットテストが開始できるようになる。

 さらに、ドイツ銀行のマクロ・ストラテジストであるマリオン・ラブレ氏、ハーバード大学科学国際情勢研究ベルファー・センターのフェローであるユルゲン・ブラウンシュタイン氏、ハーバード大学フェローのサチン・シルヴァ氏の3名が同じような結論を報告した。「結果的に、新型コロナウイルスはデジタル決済をとうとう完全に主流化するための触媒となる可能性がある」と彼らは書いた。パンデミックにより加速されたデジタル決済へのシフトは特に若者の間で見られ、アジア、特に中国で多く見られるようになると彼らは考えている。

 PwCの世界仮想通貨リーダーでありアジア・フィンテック・リーダーでもあるヘンリ・アルスラニアン氏は、国際決済銀行の研究に注目したひとりだ、彼は「長期的勝者は社会全体になるだろう。短期的勝者はフィンテックと仮想通貨産業になるだろう」と述べつつも、高齢者と銀行口座を持たない人は「短期的敗者」になるだろうと付け加えた。最近の動画で、アルスラニアン氏は法定通貨の量的緩和とビットコインの半減期という正反対の出来事2つについて議論し、これら2つの問題はお金がどのように生み出され、社会でどんな役割を持つかを私たちに考えさせることになると述べた。

 その一方、クリプトニュースは不可避の急激な景気後退の影響を緩和するために実施され得る措置について前に報道した。そのうちの1つがCBDCと仮想通貨の導入だ。これらは貨幣制度をより迅速かつ効率的なものに変え、金融包摂を向上させ、資金洗浄と租税回避の範囲を狭めることができるためだ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/the-world-might-see-cbdcs-sooner-than-expected-6217.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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