パンデミック中のビットコイン、決済に意外な底堅さ

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 アナリストはビットコイン<BTC>の決済サービスが示した底堅さと、BTCの購入額が予想ほどは減少しなかったことに驚いている。さらに、アナリストが3つのカテゴリーを調査したところ、新型コロナウイルスがもたらした経済危機にそれぞれが独自の反応を見せた。

 ブロックチェーンと分析を専門とするチェイナリシスは、新型コロナのパンデミックがビットコインの消費者側に与えた影響を観察した。つまり、単にBTCの値動きを推測するだけではなく、実際にBTCを使って商品やサービスを購入している人々のことだ。同社は取引パターンの変化を観察するために、決済サービス、賭博サービス、ダークネット市場の3種のサービス・カテゴリーを調査した。

 チェイナリシスが発見したのは、市場が暴落した週の3月9日から、BTCの利用額が3つのカテゴリー全てで「顕著に」減少したものの、予想ほど減少しなかったことだ。金融危機の間に支出が減ることは理に適っているように思われるが、長期的なトレンドはこれが実際には予想外の動きであることを示している。

 各カテゴリーそれぞれで相関の程度が変化しており、決済サービスでは収益とBTC価格の相関が小さくなる様子が見られた。このようなサービスは人々がBTCを使う便利な手段であるため、価格が上がれば支出額は増える。つまり、通常はBTC価格との間に強い相関関係がある。

 「たしかに決済サービスの購入額は減少したが、決済サービスの活動とBTC価格の相関係数が半分近くに低下したため、減少幅は私たちがこれまでに予測してきた数字に遠く及ばなかった」とチェイナリシスはこう述べたうえで、これらのサービスが予想以上に底堅いことが証明されたと付け加えた。

 アナリストは決済サービスの活動減少幅が予想より小さかった理由の1つとして、人々が他の場所で法定通貨を使っては購入できない必需品を購入するために、決済サービスを利用して仮想通貨を使い続けていた可能性があると述べている。

 一方、ダークネット市場では相関関係が逆転している。現在、ダークネット市場の収益とBTC価格の間には正の相関が生まれている。つまり、このような市場では「BTC価格が下落し始めてから、収益が予想外に急落」した。ダークネットの収益は暴落前のBTC価格との間に弱い負の相関関係があった(つまり、このサービスはBTC価格が上がれば受け取るBTCが減り、価格が下がれば増えていた)ため、どちらかといえばBTC下落の後には売上がやや増えると予測されていたはずだ。パンデミックがもたらした世界的なサプライチェーンの混乱が、ダークネット市場の売り手が行うビジネス、たとえばドラッグ販売に問題を生じさせている可能性がある。

 他方、賭博サービスでも、暴落の週以降BTCフローの減少が見られた。しかし、賭博の利用額は「BTC価格下落のしばらく後になってから減少し始め、BTC価格が回復し始めても下がり続けている」と、パンデミックのさなかであっても、少なくともこれまでのところ、このカテゴリーとの相関関係は以前と同じように「事実上存在しない」ままだ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bitcoin-merchant-resilience-amid-pandemic-surprises-analysts-6190.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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