経済大混乱の中では、ビットコインが安全な逃避先であり続ける

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 ビットコインは資金の安全な逃避先であると言えば、それは何を意味しているだろうか。感染症の世界的流行時でも、ビットコインは金、ましてやアメリカドルよりも安全に資金を保ち続けることと言うのならば、それは的外れな回答である。しかし、景気後退、通貨危機、市場崩壊に直面している人々にとっての孤立した安全な逃避先であると言えば、それはあながち間違いではないかもしれない。

 19年にビットコインに見られた傾向は非常に明白なものだった。それは、経済混乱時の安全な逃避先であるということだ。世界各国が経済的、政治的混乱に陥ったとき、国民は国内の法定通貨でグローバルな仮想通貨を購入した。南アメリカではアルゼンチン、ベネズエラやチリ、東アジアは香港、そして中東ではレバノンで、ビットコインが安全な逃避先であるという主張がされたが、比較的地域的で孤立的かつ単発的であった。

 4月1日現在、発症者と経済崩壊の数が比例しながら、感染症の爆発的流行は世界経済に混乱をもたらしている中、金やドルに対してビットコインが安全な逃避先であるという主張はすっかり忘れられている。そうとはいえ、孤立した安全な逃避先であるという主張は、崩壊した経済と法定通貨からの資本逃避を生じさせながら徐々に認知されてきている。

 ARKインベストのアナリストであるヤシネ・エルマンジェラ氏によると、グーグル検索で新興成長市場におけるビットコインの金利を検索することができるが、それらは史上最高水準に達しているという。エルマンジェラ氏がグラフ化している国は南米のペルー、ウルグアイ、アフリカのザンビア、ケニア、ナイジェリア、ブルキナファソ、中央アメリカのグアテマラである。

 これらの国々を詳しく見てみると、共通のテーマがあることがわかる。通貨や株式市場のリターンが減少し続けているということ、その結果、高い金利を保ったままのP2P方式のビットコイン市場でビットコインが買われている。

 ウルグアイを例にとると、南アメリカの法定通貨であるウルグアイペソ(UYU)は20年始以降ドルに対して暴落している。3月23日以降6.83%回復しているものの、12月以降では13.42%も下落している。ローカルビットコインによると、ウルグアイのモンテビデオにおいてのウルグアイペソでの最安買い注文は360000ウルグアイペソ(8180ドル)以上で、4月1日時点のビットコインの価格よりほぼ1500ドル以上の高値がついている。

 ケニアに関しても、20年にケニアシリング(KYU)はドルに対して4パーセントの下落を示したため、P2P取引の爆発的な増加がみられている。その他の取引所Paxfulのデータによると、P2Pの取引高は2月下旬、62970000ケニアシリング(595000ドル)の史上最高値に達し、それ以降も上昇は続いている。

 ブルキナファソを含む西アフリカの数か国での通貨である西アフリカCFAフラン(XOF)でも、ビットコインは非常に高値で購入されている。ローカルビットコインにおけるCFAフランでの最安買い注文は4790000CFAフラン(7990ドル)で、最高注文価格は6370000CFAフラン(10600ドル)であった。

 言うまでもないことだが、ビットコインは依然として安全な逃避先であるが、世界共通ではないということだ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://eng.ambcrypto.com/bitcoin-will-always-be-a-safe-haven-for-the-economically-distraught/

This story originally appeared on AMB CRYPTO.

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