コインベース、仮想通貨テゾスのステーキング事業を欧州へ移動

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●テゾスのステーキング業務拠点を欧州へ移行
大手仮想通貨取引所コインベースが、テゾス<XTZ>のステーキング業務拠点を米国からアイルランドに移したことを発表した。移行は、3月31日に実行され、ダウンタイムはわずか1分だったという。

2019年にXTZのステーキングサービスを開始して以来、同取引所はテゾスネットワークで最大のバリデーターを運用するようになっている。

今回コインベース・カストディがアイルランドにベーキング拠点を移行したのは、スイスのデジタル資産企業「Amun」が規制上必要とされたためだった。

昨年、Amunはスイス証券取引所(SIX)で現物のテゾスを裏付けするETP(上場投資商品)を発表。スイスの関連規制の変更により、ステーキング活動が欧州連合内で行われる必要が生じたことが、今回のアイルランド移行の背景にある。


●支障のない移行を完了
コインベースは幾つかの案の中から、バリデーターのエンドーサー(endorser)をノードから切り離して「ほとんどダウンタイムのない移行を実行する」ことが最善の策であると判断したという。

テゾスのコンセンスメカニズムでは、新しいブロックを生成するベイカーと、他のバリデーターが生成するブロックに対して投票するエンドーサーだ。

テゾスの大規模なバリデーターは、数分あるいは数時間ごとにしか新しいブロックを生成しない。一方で、投票または承認(エンドース)は、ほぼ毎分行う必要がある。

コインベースによると、ダウンタイムの1分間の内に、エンドーサーの分離と移行に成功。その後まだ米国で新しいブロックの作成が行われていたが、ブロックの生成を担当しない数時間で、アイルランドへの移行プロセスを完了した。

コインベース・カストディは、今年1月に仮想通貨カストディを行うヨーロッパ法人、Coinbase Custody International Inc.を立ち上げており、アイルランドのダブリンを拠点とした。

これまでは税務上の規制が曖昧なことから、米国外(欧州等)の投資家が、米国に拠点を置く企業のサービスを使うことには躊躇していたことや、ステーキングサービスを欧州で拡大することも、欧州拠点設立の目的と考えられる。

参考:Coinbase

(イメージ写真提供:123RF)

https://coinpost.jp/?p=142353

CoinPostに掲載された記事を、許可を得て転載しています。

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