「デジタル人民元の構想は米国に法定通貨の再検討を促す」=前CFTC議長

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 世界中の中央銀行は現在、CBDC(中央銀行発行デジタル通貨)の発行という問題を熟考している。フェイスブックのリブラ<LIBRA>および19年の中国によるBC(ブロックチェーン)の公的な受け入れに始まり、最近の新型コロナウイルスの恐怖はさらにCBDCに関する議論を活発化した。

 これらの議論の最先端に位置しながらも、米国は同国の「新型コロナウイルス支援・救済・経済保障法」が以前に提案されていたデジタル・ドルについて何も言及しなかったため、多くの人を失望させた。前CFTC(米商品先物取引委員会)議長のクリストファー・ジャンカルロ氏のような人物からの強い支持があるにも関わらず、このような状態が続いている。

 最近のポッドキャストにおいて、ジャンカルロ氏は、リブラとデジタル人民元・プロジェクトの存在は米国が同国の法定通貨をデジタル化する良い理由になると述べた。ジャンカルロ氏は以下のように述べた。

 「中国や他の国が行っていることは私達が自分達の法定通貨の構築を再検討するよう促すはずである」

 ジャンカルロ氏はデジタル・ドルは多くの社会的効用ももたらすだろうと述べた。「社会的効用」の定義を考慮すると、それは人口の20%のコストで人口の80%に便益を与えるサービスを意味する。従って、「金融金融包摂はどうか。銀行サービスを受けていない人はどうなるか」という疑問が発生する。

 米国のような先進国には銀行サービスを受けていない人があまり多く存在していないと想定すると、これはインドやアフリカでの問題となるであろう。

 一方で、電子ドル(オンラインウォレットでアクセスできる通貨)とデジタル・ドルの違いは大きな議論である。ジャンカルロ氏は、電子ドルは銀行元帳に存在しており、もし銀行やその他の仲介業者が倒れれば、保険があったとしても、「それは本当に通貨を手にしているとは言えない」と述べた。

 しかし、これらの議論は古い議論も存続させている。例えば、中央銀行は独自のデジタル通貨の発行を検討しているが、まさにCBDCという概念は人々を中央集権制から解放しようとする仮想通貨の道徳観と対立し続けている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://eng.ambcrypto.com/united-states-fiat-currency-needs-re-evaluation-in-light-of-digital-yuan/

This story originally appeared on AMB CRYPTO.

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