市場の混乱は仮想通貨利用者を中央集権型プロジェクトに誘導するか

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 現在の市場の混乱を回避するため、仮想通貨の利用者はより中央集権的なBC(ブロックチェーン)金融プロジェクトを好むようになり始めているのかもしれない。

 dapp(分散型アプリ)のデータの収集分析を手掛ける会社ダップラダーのコミュニケーション・ディレクターであるジョン・ジョーダン氏が、クリプトニュースの取材に答えた。「これまでのところ、新型コロナウイルスや自主隔離状態にある人々にとりわけ関連しているdappの動きに、特に変化は見られていない。よって、その影響は主に価格暴落に関するものだ。このことはMakerDAOのボールト(金庫)を数多く現金化させ、仮想通貨を含むあらゆる資産クラスから現金への一般化された売却、あるいは脱出を生み出した」

 彼は現在の市場状況により、多くの人々はMakerDAOやそれと似たDeFi(分散型金融)ではなく、仮想通貨貸付業者のブロックファイやセルシウスのように、より中央集権的な仮想通貨金融プロジェクトを好むようになるだろうと推測している。さらに、人々はMakerDAOのダイ<DAI>よりも、テザー<USDT>やUSDコイン<USDC>のような中央集権型ステーブルコインを潜在的に好むようになるかもしれない。「なぜならこのような危機において、中央集権型管理の存在は悪いことが起こるのを止められることを意味するからだ」

 しかしながら、分散化に重点を置いたプロジェクトの一部は、暴落の間にさして多くの問題に直面することはなかったと主張している。

 オープンソースのオンチェーン流動性プロトコルであるカイバーネットワーク<KNC>は、3月12日の24時間で3300万ドル相当の取引を進めたことで、24時間での取引量の記録を更新したと主張している。その取引量がどこから来たかについて、カイバーのロイ・リュウCEO(最高経営責任者)は、カイバーが組み込まれたDeFiプラットフォームとともに、カイバーとイーサリアム<ETH>ウォレットを活用した社内DEX(分散型取引所)であるカイバースワップが出所となっている、と述べた。

 リュウ氏はこう述べた。「カイバースワップと、エンジン・ウォレットやMEWなどのカイバーを活用したウォレット内交換が提供されている他のイーサリアムウォレットを使うことで、エンドユーザーは自分の資産すべてをステーブルコインに変換した。DeFiのdappユーザーがポジションを終了させるかマージンを補充していたため、dappはカイバーを通してポートフォリオ、あるいは在庫を再調整する必要があった」

 カイバーで暴落の間に流動性やトークン価格の問題が何ら発生しなかった理由は、オアシスやユニスワップといったブリッジの準備金だけではなく、カイバーの準備金や、トークン・プロジェクトの準備金や、他のマーケットメーカーを含む多種多様な流動性プールにカイバーはアクセスできるためだ。「よって、仮にその1つに問題が発生しても、流動性を供給し続けてくれるものは他にも存在する」(リュウ氏)

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/market-turbulence-might-push-crypto-users-towards-more-centr-6173.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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