ビットメックスの流動性、バイナンスの取引高急増で圧力に直面

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 ビットコイン<BTC>が暴落してから2週間が経過し、その後遺症が明らかになってきた。過去7年間で最悪となる45%の下落によってデリバティブ取引所でトレードが殺到し、一部の取引所では処理不可能となった。

 長らくビットコイン先物市場で誰もが認める大手取引所だったビットメックスでは、上述の暴落時に大規模な清算を避けるためにサーキットブレーカーが作動した。実際に今回の下落後、ビットメックスの取引高はライバルの取引所と比べ変化している。

 OKExとフォビは19年にデリバティブ部門を立ち上げて以来、ビットメックスに挑戦してきた。そして両社は現在、セーシェルに拠点を置くビットメックスを打ち負かしているようだ。相対的な弱者であり上位3社の支配下で第4位に甘んじていたバイナンスでさえ、取引高チャートでビットメックスを上回っている。

 当記事公開時点では、バイナンスは24時間取引高が26億3000万ドルで第2位となっている。一方でビットメックスは22億3000万ドルでフォビに次ぐ第4位だ。他の上位取引所では引き続き同じような取引高になっており、順位の入れ替わりはチャートの最上位に限られている。

 取引高はバイナンスに集中しているが、建玉ではビットメックスが上回っている。当記事執筆時点でビットメックスには5億ドル強の建玉が存在するが、バイナンスの建玉は1億2000万ドルであり、トレーダーは古いポジションを使ってバイナンスで取引を行っているが新たなポジションはビットメックスで作られていると示唆される。

 こうした取引高と建玉の違いは、両取引所の流動性を見るとさらに明確になる。相場急落による大きな歪みが3月12日に確認されたため、取引所全体がスプレッドを引き締めより賢明なトレードが行われた。

 バイナンスの1000万ドルB/Oスプレッドの日間平均値は、過去2週間で7.95%から1.37%に減少した。ビットメックスの場合、同じ指標が4.07%から1.07%に減少した。

 取引高の増加に伴い、バイナンスのスプレッドは必然的に減少し3月12日から83%減となった。一方ビットメックスのスプレッドは73%減少した。各スプレッドの差は、バイナンスの取引高急増にもかかわらずビットメックスはまだ市場で最も流動性のある取引所だが、それが間もなく終わる可能性を示している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://eng.ambcrypto.com/bitmexs-liquidity-faces-pressure-from-binances-volume-rush/

This story originally appeared on AMB CRYPTO.

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