金融市場閉鎖論に押され、ビットコイン先物への関心薄れる

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 ビットコイン<BTC>の記録的な高ボラティリティ(変動率)にもかかわらず、デリバティブトレーダーたちは市場から資金を引き上げているように見える。それと同時に「現金化ラッシュ」が金融市場の包括的テーマになりつつある。ビットコインの動きは、従来の金融市場の大きなボラティリティに追随している。その従来市場における最大のプレイヤーのうち何名かは、一時的な市場閉鎖に備えている。

 主要先物取引所すべてにおける未決済建玉の総計から判断すれば、今回の仮想通貨市場の暴落は、従来の金融市場で続いているパニックと相まって、ビットコインのデリバティブ市場からトレーダーを遠ざけ続けているようだ。

 このことは取引所を個別に見ても明らかだ。たとえば、機関投資家向けのCME先物市場を見ると、未決済建玉のトレンドが明らかに下向きになっている。

 さらに、より小口投資家向けのBitMEX取引所にも同じことがある程度当てはまる。そちらでは3月12日に起こった大手仮想通貨市場の暴落の後になっても、BTCとドルの両方で未決済建玉が低下している。

 未決済建玉の減少は、世界中で実際に立会場が閉鎖されつつあるというニュースの影響も受けている。これまでのところ、シカゴのCMEとCBOE、そしてロンドン金属取引所が閉鎖の対象となっているが、一方でNYSE(ニューヨーク証券取引所)の立会場は開かれたままだ。

 さらに、ここ数日続いてきた前例のない売りに押されて、従来の金融市場が閉鎖されるかもしれないという憶測もある。ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、イングランド銀行総裁のアンドリュー・ベイリー氏と複数の大手資産運用会社が行った電話会議の中で、この可能性が取り上げられた。もしそうなった場合、市場の閉鎖によってCMEではビットコインの先物とオプション取引も停止されるかもしれない。一方で、他の仮想通貨交換所は影響を受けないだろう。

 このような考えが出回っているものの、同紙の記事でNYSEグループ社長のステイシー・カニンガム氏は閉鎖のアイデアに反発し、閉鎖は役に立たないだろうとして彼女を支持する人々がいるとされている。その中のひとり、CMEグループのCEO(最高経営責任者)テリー・ダフィー氏は、3月17日のCNBCのインタビューで、市場を閉鎖するべきではないが、代わりに「サーキットブレーカーを厳しくすべき」と述べた。彼が言ったのは、18日のように夜間に市場が5%以上動いた場合、取引を自動的に停止する仕組みを発動させるべきだということだ。

 これまでのところ、投資家たちは貴金属など伝統的な安全資産にも安全性を見出しておらず、事実上ドルを除いたすべての資産クラスが暴落している。このことはビットコイン市場にも当てはまるが、それは莫大な資本がテザー<USDT>やUSDコイン<USDC>のようなステーブルコインに留まっており、ビットコインに戻される機会を待っている可能性があることを意味している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/interest-in-btc-futures-drops-amid-discussions-of-financial-6059.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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