フェイスブックのリブラ、多通貨決済ネットワークになる可能性

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 フェイスブックのリブラ・プロジェクトは、中央銀行発行のデジタル法定通貨を含む様々なコインを受け入れるネットワークに変わる可能性がある。

 独自デジタル通貨を開発するという計画が以前発表されていたが、ソーシャルメディア大手のフェイスブックとリブラ協会のパートナーは現在、これまで進展を妨げていた規制上のハードルの一部を恐らく回避できる決済ネットワークへの計画変更を検討しているという。

 このプロジェクトに近い情報筋はブルームバーグに対し、改訂版のリブラはドルやユーロ、その他の通貨を裏付けとするステーブルコインに加え、世界中の中央銀行が発行するコインに対応する予定だと語った。

 公式情報によると、同協会は信念を変えるわけではないと主張しているという。しかし同協会はそのビジネスモデルに関する詳細な情報は提供せず、同プロジェクトの最終的な方向性はまだメンバー間での検討課題になっていると述べた。

 リブラ協会でポリシー及びコミュニケーション担当の責任者を務めるダンテ・ディスパルテ氏はBBCに対し次のように語った。

 「リブラ協会は規制を遵守したグローバルな決済ネットワークを構築するという目標を変えていない。この目標をサポートする基本的な設計方針は変わっていないし、このネットワークが未来のイノベーションを育む可能性も変わらない」。

 フェイスブックの協会パートナーにはコインベース、スポティファイ、リフト、ウーバー、ペイユー、ショピファイといった複数のeビジネス大手が名を連ねている。

 しかし、19年10月にこの事業に大きな逆風が吹き、ペイパル、マスターカード、ビザ、イーベイ、メルカドパゴ、ストライプといった決済・小売業界の複数の企業がこのプロジェクトから離脱した。これは恐らく中央銀行や世界の議員からの規制圧力の高まりを受けたものだ。

 市場におけるリブラの役割に懸念を表明した規制当局の高官の1人が、仏銀行のデニス・ボー第1副総裁だ。同氏は19年10月にロイターに対し、リブラのようなプロジェクトが「始動すれば、競争、政策、金融安定性、金融政策に新たな問題が生じるだろう」と語り、こうしたリスクは「開始前に対処されるべきだ」と主張した。

 しかし、ボー氏は19年11月、中央銀行と、金融安定の使命を果たすための様々な役割の遂行を調整する中央銀行の能力にとって、金融分野に現在広まっているイノベーションへの深い理解と偏見のないアプローチは重要だと強調した。同氏はまた、「特に大規模なCBDC(中央銀行発行デジタル通貨)について」仏銀行は実験に前向きだと述べた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/facebook-s-libra-could-become-a-multi-coin-payments-network-5942.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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