イングランド銀行幹部、「CBDCは"単一障害点"になり得る」

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 イングランド銀行の副総裁であるジョン・カンリフ氏がCBDC(中央銀行発行デジタル通貨)及びステーブルコインについて発言した。カンリフ氏は仮想通貨を新たなテクノロジーの波と述べ、仮想通貨の普及は従来の貸付業務に脅威を与える可能性があると語った。

 ステーブルコインについて、カンリフ氏は巨大なテクノロジー及びソーシャルメディアプラットフォームと繋がっているステーブルコインはすぐにメインストリームに普及する可能性があると述べ、以下のように発言した。

 「そのような場合、ステーブルコインが他の金融資産に支えられているか及びその度合い次第で、銀行システムを経由した実経済への信用の供給は弱くなるか、もしくは消滅する可能性がある。もしそうなった場合、経済的影響は非常に大きい」

 また、カンリフ氏は金融当局に対して、ステーブルコインがもたらす影響に関して対策を取るよう警告を行った。さらに、カンリフ氏はFSB(金融安定理事会)が20年に「ステーブルコインの規制に関する助言」を発表すると明かした。

 フェイスブックのリブラによる「銀行をこれまで利用できなかった層への銀行サービスの提供」という展望を分析しながら、カンリフ氏はステーブルコインによってなされているいくつかの提案は現存の国内金融システムに存在する失敗及びコストに光を当てたと述べた。このことについて、カンリフ氏はさらに以下のように述べた。

 「国際小売決済システムは比較的遅く、高価で、信頼性も低く、これまで銀行を利用できなかった層には利用不可能もしれない。フェイスブックのリブラはそのような問題点を解決しようとするステーブルコインの注目度の高い例である」

 さらに、CBDCに付随するリスクについて、カンリフ氏はCBDCは非常に大きな成功をおさめ、「支配的になり、それ自体が単一障害点(一部が動かなくなるとシステム全体が動かなくなる障害)」になる可能性があると述べた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://eng.ambcrypto.com/cbdc-might-become-single-point-of-failure-in-itself-boe-exec/

This story originally appeared on AMB CRYPTO.

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