中国大手マイニング業者、意図的に不採算ブロックをマイニングか

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 ビットコインキャッシュ<BCH>ネットワークでは2月、マイニングされたブロック間の待ち時間が何度か長くなった。2月1日から23日の間にマイニングに1時間以上を要したのは59ブロックで、興味深いことにうち37ブロックを中国大手マイニング業者のBTC.TOPがマイニングしていた。

 この長い待ち時間の原因は同ネットワークの難易度調整アルゴリズムにある可能性が高く、こうした現象はビットコイン<BTC>ネットワークでも見られるものだ。

 レディットで「dskloet」と名乗っているある開発者によると、特定の期間に見つかると予想されるビットコインのブロック数は、一定の期間に指定された数のイベントが生じる可能性を表す「ポアソン分布」に従うという。同氏はまた、ブロック間の間隔はポアソン点過程におけるイベント間の期間の確率分布である「指数分布」に従うと説明した。

 この理論によると、1時間に6ブロックがマイニングされる確率はわずか16%で、1日に2度は1ブロックのマイニングに42.5分以上を要するという。BTC.TOPはこれらのブロックをマイニングするために、恐らく良い判断ではないと知りつつもビットコインキャッシュ・ネットワークにかなりのハッシュレートを移している。

 ビットコイン・マイナーのジョナサン・トゥーミム氏によると、こうしたビットコインキャッシュの「乾期」にはビットコインのマイニングのほうが約10%利益が多くなり、BTC.TOPは長い承認時間を減らすために赤字でマイニングを行っているという。同氏の推測では、BTC.TOPは既に約1万6400ドルを失っており、2月には2万ドルを失う予定だ。

 トゥーミム氏はまた、こうした行動は2月になって初めて生じたもので、2月以前にはBTC.TOPは不採算ブロックのマイニングを避けていたとも伝えた。19年12月15日から20年1月31日の間、マイニングに1時間以上かかったブロックは175個あったが、同社がマイニングしたのはうち6ブロックのみだ。

 こうした行動の変化は、自らの利益を犠牲にした同ネットワークのトランザクション速度改善を目指す努力だと思われる。BTC.TOPに賛辞を贈りたい。

 しかしBTC.TOPが最近ニュースになったのはこれが初めてではない。江卓爾CEO(最高経営責任者)がマイニング報酬の一部をビットコインキャッシュ・ネットワークの開発者支援に向ける「インフラ支援プロジェクト」の実施を提案したことを受け、同社は最近話題を集めていた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://eng.ambcrypto.com/bitcoin-cash-mining-pool-btc-top-may-be-mining-unprofitable-blocks-on-purpose/

This story originally appeared on AMB CRYPTO.

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