英中銀幹部、デジタル法定通貨への迅速な行動求める

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 主要経済国の中央銀行は、デジタル通貨発行に対する姿勢を変え続けている。英中央銀行で出納責任者を務めるサラ・ジョン氏は、テクノロジー大手企業がこの分野で支配権を確立する前に中央銀行が行動することが「極めて重要だ」と述べた。

 英紙テレグラフによると、ジョン氏は「中央銀行が1つの選択肢として(デジタル法定通貨の発行を)検討することは間違いなく重要だ」と語ったという。

 ジョン氏は次のように述べた。

 「我々は公共機関として、安心して利用できる幅広い決済を社会に保証するために自らをどう位置付けるか考える必要がある。今後デジタル通貨を提供するのに公共部門と民間部門のどちらが最善なのかを中央銀行が考えることは、間違いなく正しいことだ」

 ジョン氏は、このプロジェクトへの公共部門と民間部門両者の関与を確保することを英中央銀行は検討すべきだと述べ、「金融と経済の安定を確保するための態勢を整えるよう同行に促した」という。

 同氏の警告は、規制当局である金融安定理事会の発表を受けたものだ。同理事会は政府に対し、仮想通貨及びステーブルコインに関する規制構築の「ペースを上げる」よう助言した。

 一時は仮想通貨業界を強く批判していた退任が予定されているマーク・カーニー総裁は、中国のデジタル人民元やフェイスブックのリブラ・プロジェクトのようなデジタル通貨は、米ドルによる国際金融の支配を事実上終わらせる可能性があると述べた。

 一方シティAMによると、イプソス・モリが最近英国で行った調査では回答者の51%がデジタル通貨の開発についてテクノロジー大手企業よりも中央銀行が信頼できると答えた。

 1月に報じられた通り、世界人口の20%を占める中央銀行約7行(名称は非公開)が3年以内にCBDC(中央銀行発行デジタル通貨)を立ち上げる可能性が高いことが、国際決済銀行の新たな調査で明らかになった。

 また、リトアニアの中央銀行が19年12月に公開した調査では、「単一地域レベルのイニシアチブでは、安全で信頼でき費用対効果の高い国際決済手段を求める世界市民のニーズを満たすことはできない」が、「現代技術はこのニーズに対処できると思われる...。多通貨CBDCというアイデアを含むこの論点は、詳しく共同分析する価値がある」と結論付けられた。

 さらに、世界経済フォーラムの思想家らは、近い将来にデジタル法定通貨の発行を検討している銀行や政府に向けたCBDCの「手引き」を公開した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/senior-bank-of-england-official-calls-for-urgent-digital-fia-5859.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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