アジア太平洋地域における送金分野の急成長を活かす方法

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 アジア太平洋地域では送金分野が著しく成長している。しかし、通貨間の資金移動に関する現状の課題を一因として、送金の高い成長率はその平均費用の高さと隣り合っている。

 年間20億件近くの送金が行われている活発な地域市場を効果的に活かすためには、地域に密着したサービスの提供と世界的な広がりが重要だ。

 送金サービスの提供を目指している企業は、モバイルアカウントに支払われても離島で現金で支払われても、どこでも受取人を満足させる必要がある。送金者は最終的に送金業者を決定するが、その選択は受取人の要望に大きく左右される。

 速さ、信頼性の高さ、コストの低さは競争力を保つために必要だが、サービス提供会社を差別化するのは、地域に密着した対応範囲と支払オプションだ。送金シリーズの第2部として、我々(リップル)はアジア太平洋の国々、特にフィリピン、タイ、オーストラリアで成長し勝ち残るために何が必要かを検討する。

●アジア太平洋地域における現状の送金ソリューション

 フィリピンでは現金が支配的だ。同国は銀行口座へのデジタル決済を可能にする小口即時決済システムを最近立ち上げたが、採用率は低く、現金が送金におけるもっとも重要な支払オプションに留まっている。そのため、サービス提供会社はセブアナ・ルイリエやパラワンを含む現金支払いの主要なルートに接続する必要がある。

 同様に、驚くことにタイでは未だ国内決済額の90%を現金取引が占めている。しかしフィリピンとは異なり、タイでは小口の即時送金手段が遥かに浸透している。17年に設立したプロンプトペイでは、2年足らずで日間平均取引数が450万件に達し、登録ユーザー数は4900万人となった。この結果、16年から18年にかけてデジタル決済の額は83%増加した。

 成功するには、タイにおけるプロンプトペイの大きな影響力を計算に入れることが重要だ。フィリピンでは現金を広くカバーすることで成功できるが、タイでは最低限プロンプトペイが必要だ。プロンプトペイに加えて現金と他のウォレットを提供することが、競争力を手に入れる助けとなる可能性がある。

 一方、オーストラリアの送金市場はタイやフィリピンの送金市場と全く異なる。特に、オーストラリアは主に送る側であり、オーストラリアの受取人層は高い金融包摂(すべての人が金融サービスを利用できるようにする取り組みのこと)を持ち、収入が高く、学生やビジネス専門家として働いていることが多いため、アジア太平洋地域の新興国の受取人とは異なる傾向を持つ。

 驚くことにオーストラリア国民の99%が銀行口座を持っている。そのため、オーストラリアにおける最善のアプローチは、パートナーやNPP(ニュー・ペイメンツ・プラットフォーム)を通じた銀行口座へのアクセスを重視することだ。銀行はNPPの導入と稼働能力を拡大し続けているため、NPPはまだ決済を完全にカバーしていない点に注意する必要がある。オーストラリアの決済市場は成熟しているため、24時間年中無休で利用でき手数料が前もって可視化されている即時性と透明性のある支払いによって、最高の決済体験を提供できる。

●これらのソリューションは世界規模に拡大できない

 上述のソリューション全てにおける課題は、世界規模での拡大が難しいことだ。例えば、運転資金と人的資源を枯渇させることなく、これらの異なる市場のそれぞれで最も競争力のある決済機能を開発することは困難だ。

 そのため、これらの収益性の高い市場を活かすために多くの組織が提携に頼っている。しかし、銀行業務やコルレス業務の提携を確立するには莫大な時間と労力が必要な場合があり、結局は顧客に最善の体験を保証しないかもしれない。さらに、提携ネットワークを維持するには送金先通貨での事前積立口座に加え、多数の特注APIを開発し管理する必要がある。これら全てが高額な送金手数料に繋がる。

 金融機関は簡便で、透明性があり、より効率的な国際送金の手段を必要としている。

●より優れた方法:ODL(オンデマンドの流動性)

 送金業者はこれまで、従来の複雑な決済ルートで業務を行う必要があった。BC(ブロックチェーン)及びデジタル資産技術は現在、この現状を変えつつある。銀行と決済事業者は、従来の事前積立の代りにリップルネットのODLを利用している。ODLは、送金側通貨と受取側通貨の間でリアルタイムに流動性を橋渡しするためにデジタル資産のXRP<XRP>を利用している。

 ODLを利用する顧客は数秒で資金を開放し、顧客に最も有利な為替レートを保証し、かつてない速度で国際決済を処理できる。

 総合すると、速度と費用における利点によって、ODLを利用する企業はより効率的に競争でき、より簡便で信頼できる母国への送金手段を顧客に提供できる。リップルネットのODLが顧客へのより良いサービスにどう役立つ可能性があるかを知ることに興味があるならば、リップルに連絡を。

(イメージ写真提供:123RF)

https://ripple.com/insights/how-to-tap-rapid-growth-in-asia-pacific-remittances/

This story originally appeared on Ripple Insights.

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