BTCは9000ドルでもみ合い、新型ウイルスへの懸念で株価は下落

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 ビットコイン(BTC)は再び1BTC=9000ドル付近で取引されている。一方、世界の株式市場はここ数日強いリスクオフの地合いとなっている。

 UTC(協定世界時)で28日午前10時35分時点でビットコインは約9010ドルで取引されており、直近24時間と1週間では共に4%高となっている。ビットコインは28日に9100ドルに達し、その後約8900ドルに下落してから9000ドルに戻った。

 米国の株価指数であるS&P500は直近3日間で約2.2%下落したが、同じ期間にビットコインは約8%上昇した。

 ビットコインの最近の急騰の正確な理由はまだ分からないが、一部のコメンテーターは中国の武漢コロナウイルスが原因である可能性を指摘している。この説明によると、ビットコインが実際に安全資産だと仮定すれば、株式市場の下落はビットコインにとって好材料になるはずだという。

 しかし、経済学者で仮想通貨トレーダーのアレックス・クルーガー氏はこのウイルスを絡めた説明には懐疑的で、「ビットコインは単に独自の動きをしているように思われる」と結論付けた。

 「コロナウイルスによる最初の下落が開始したとき、ビットコインは動かなかった。ビットコインが最初のパニックに反応しなかったのは明らかだ。22日に中国株が再度下落した(2度目のパニック)際、ビットコインはどうなったか?この時は下落した。24日に株が急落したがビットコインは堅調だったことで、『ビットコインは株式と相関している』という説明が『ビットコインは株式と逆相関している』という説明に逆転した。説明を求める人々にとって、24日の午後の反転は厄介なものだったに違いない」と同氏は説明した。

 ビットコインの安全資産としての潜在的地位は、28日のブルームバーグの記事でも言及された。この記事には、「今回の上昇の原因としては、ウイルスの蔓延によるリスクオフへの動きの中での、新たな安全資産としてのビットコインの潜在的地位が挙げられる」と記されている。

 JPモルガン・チェースのニコラス・パニガーゾグロー氏は、「ビットコインの方向性についてファンダメンタルな見解を必ずしも持っていない一部のヘッジファンドは、取引のボラティリティにチャンスを見いだすかもしれない。米国のデリバティブ市場におけるCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)の評判と信用は、こうした潜在的な市場参加者を引き付ける上で大きなアドバンテージになる可能性がある」と述べた。

 一方、ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルのチャーリー・マケリゴット氏は、米国の5年間実質利回りが17年4月以降で最も低くなっていることが「金とビットコインにとって大きな好材料となっている」と指摘した。

 リアル・ビジョン・グループの創業者であるラオール・パル氏を含む主にテクニカル面に注目している他の人々は、「ビットコインは逆三尊を上抜けつつある(右肩が非常に弱く、この場合はより力強い動きになることが多い)」と発言している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bitcoin-plays-with-usd-9-000-while-virus-fears-weigh-on-stoc-5641.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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