逃避先としてのBTC地位、再度「ベータテスト」される

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 中東での政治的緊張が高まった1週間、ビットコイン(BTC)は2度にわたって金のような伝統的な安全資産に追随する動きを見せた。

 1月第1週、米国のドローンによる攻撃でイランのガーセム・ソレイマニ司令官が殺害されたというニュースと共にビットコインは上昇した。当時、多数のビットコイン愛好家が広めている「ビットコインは安全資産である」という説明がこの上昇の原因だと信じる人々は多くなかった。しかしビットコインは8日、ドナルド・トランプ米大統領が中東情勢を緩和させたいとの意向を表明した後、再び金と連動した。このニュースを受け、米国の先物と株式は上昇し、金とビットコインは下落した。

 スリー・アローズ・キャピタルのスー・シュウCEO(最高経営責任者)は、「ビットコインの最初の間違った方向への動きが消えたことで、過去2日間ビットコインと金のマクロな相関を信じる人々は報われた」と述べ、「ビットコインは当初反射的に逆の方向に動いていたが、その後同じ方向に進んだ」と説明した。

 有名なビットコイン・アナリストであるウィリー・ウー氏が指摘したように、この最近の出来事は安全資産としてのビットコインの「ベータテスト」だとみなすことができる。ウー氏によると、このテストは「成功」したという。

 ウー氏は自身の主張を強調し、イランの報復攻撃後にビットコインが急騰したことを示す仮想通貨分析企業メッサーリのチャートも共有した。この急騰は、5日間に渡って展開しトランプ氏の8日の演説で終了した今回の出来事の最後に生じた。

 メッサーリのチャートによると、ビットコインはこの期間に20%超上昇している。

 一方、コインメトリクスは7日の最新レポートで、ビットコインが伝統的な金融資産の動きから数時間遅れて米国による最初の攻撃に反応した点に言及し、「マクロ経済・地政学的出来事に対するビットコインと暗号資産全般の反応関数はまだ分かっていない」と指摘した。しかし、今回のレポートが公開された後「最初の出来事を受けてさらにいくつかの潜在的な相関がみられた」ため、コインメトリクスは14日のレポートでこの点をさらに調査する予定だ。

 UTC(協定世界時)で9日午後0時41分時点で、ビットコインは1BTC=7902ドル付近で取引されている。直近24時間では5%下落し、週間上昇率は10%に縮小した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bitcoin-s-safe-haven-status-beta-tested-once-again-5482.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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