BCから撤退のICOプロジェクト、トークン買戻しを完了

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 ネイティブ・トークンを全て買い戻し活動停止するという異例の発表を行った小規模なBC(ブロックチェーン)プロジェクトが、その最終段階に入った。創業者が発表した。

 ジブラルタルに拠点を置くコル・グループ傘下のコルDLTは、保有者が送ったコル・ローカル・ネットワーク(CLN)を全て受け取り、その保有者がアルトコノミーというスイス企業によるKYC(本人確認)/AML(マネーロンダリング対策)チェックを通過した後、イーサリアム(ETH)での払戻し処理を行っている。

 同社サイトによると、19年12月25日までの90日間申込を受け付けていたという。コルの共同創業者兼CEO(最高経営責任者)のアモス・メイリ氏はクリプトニュースに対し、「19年12月最終週で、我々はこのプロジェクトとその処理を終えた」と語った。「世界中の人々から非常に良いフィードバックを得た。様々なプロジェクトが同じ原則に従うと信じている」とメイリ氏は述べ、今回の処理とその結果に関する詳細な説明は拒否した。

 念のため説明すると、同プロジェクトは19年8月に全てのコル・ローカル・ネットワークを買い戻して破棄し、このBCプロジェクト全体を終了すると発表した。当時同通貨は時価総額第1148位(約200万ドル)で、このニュースを受けて急騰していた。同社は約5400万枚のトークンをトークンセール時と同じ比率(イーサリアム1枚でコル・ローカル・ネットワーク8600枚)で買い戻す計画を立てた。つまり、同社は合計で約6279イーサリアム(90万ドル)を払い戻す必要がある。

 コルの戦略アドバイザーであり、2000名が参加するコル・ローカル・ネットワーク・テレグラム・グループ(間もなく閉鎖予定)で管理者を務めるヒリック・ニッサーニ氏も19年12月26日に、コルDLTはコルBCプロジェクトを終了し、3カ月間続いたコル・ローカル・ネットワークの買戻しも終わったと投稿した。この投稿には、「チェックを通過し25日までにコル・ローカル・ネットワークを送っていれば、最後の分配サイクルでイーサリアムを受け取れる」と記されている。

 しかし、複数の国々がこの買戻しの対象外となっている。ニッサーニ氏は、「規制体制がICO(イニシャル・コイン・オファリング)時点から大きく変化し」それらの国々を除外せざるを得なかったと述べた。この制限によってコルあるいはコルへの売却が可能な他の誰かに保有するコインを売却できなかった場合、「そのコインは残念ながら利用できなくなる」。

 ニッサーニ氏は19年10月17日、これまでに690万枚のCLN(約11万5000ドル相当)が送られたと投稿した。イーサスキャンによると、トークン・トラッカーが「コル・ネットワーク(CLN)」となっているアドレスは、19年9月25日に最初の申込を受けてから670件の送金を受け取っている。このアドレスにはさらに30件の送金があったが、様々な理由で失敗していた。この670件のうち、47件は仮想通貨交換所HitBTCのアドレスから送られていた。

 これまでに送られたイーサリアムについて、このアドレスには404件のトランザクションが記録されており(うち9件は主に大量のイーサリアムの入金)、最初の記録は19年10月10日となっている。つまり理論的には当記事執筆時点で395人がイーサリアムでの払戻しを受け取ったことになる。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/ico-project-that-ditched-blockchain-finalizes-its-token-buy-5465.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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