仮想通貨を全く扱っていないのは全規制当局の5%だけ

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 19年を振り返ると仮想通貨産業にはメインストリームの企業がいくつか参入した。しかし、最も注目を集めたのはフェイスブックのリブラであった。このプロジェクトを取り巻く騒乱は落ち着いたように見えるが、未だに注目の話題であり続けている。中国も負けておらず、同国がデジタル人民元を発表した際には、その後すぐに大きなニュースとなった。最近のインタビューの中で、PwCのアジアにおける仮想通貨部門のリーダーを務めるヘンリ・アースラニアン氏は中国及びリブラに対する自身の考えを述べた。

 アースラニアン氏はリブラはCBDC(中央銀行発行デジタル通貨)の注目を集める際に主導的な役割を果たしたと考えている。そして、これまで中央銀行は仮想通貨に反応するのが比較的遅かったが、事態は急速に変化したように見えるとアースラニアン氏は述べる。BIS(国際決済銀行)を引き合いに出し、アースラニアン氏は中央銀行の70%は現在、CBDCの可能性を検討していると述べる。

 中国に関しては、アースラニアン氏はもしデジタル人民元が誕生すれば中国はG20(主要20カ国・地域)の中でこの分野に関して大きな一歩を踏み出す初の国家になると考えている。

 巨大な利用者数を抱えるフェイスブックがリブラによって仮想通貨の普及を促すことは確かだ。しかし、これによってビットコイン(BTC)の様な人気のある通貨も含めた従来の仮想通貨の立場はどうなるか分からない。これについて、アースラニアン氏は以下のように述べた。

 「明らかに、ビットコインは全ての仮想通貨の中で最も強力であり続けている」

 アースラニアン氏はこれら全ては補完的な関係にあることを強調した。リブラでさえも、法定通貨に比べて分散的であるが、それを支える資産は法定通貨だ。アースラニアン氏は以下のように述べた。

 「これからの数年で、ビットコインだけでなく他の仮想通貨も共存していく。それぞれ異なる活用方法と目的を有しているからだ」

 一方で、規制当局は仮想通貨産業に大きな影響を与えてきた。仮想通貨業界における規制当局の役割に関して、アースラニアン氏は規制当局によって多くの明確性が与えられたと主張した。仮想通貨を全く扱っていないのは全規制当局の5%だけであるとアースラニアンは付け加えた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://eng.ambcrypto.com/only-5-of-regulators-dont-have-somebody-working-on-crypto/

This story originally appeared on AMB CRYPTO.

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