中央銀行、世界の人々は「グローバルな決済単位」を求めると言及

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 従来の国際決済ソリューションの利用に消極的になっている国民のニーズを満たそうと奔走する中、ユーロ圏の中央銀行はデジタル法定通貨への関心を高めている。しかしそれらのCBDC(中央銀行発行デジタル通貨)は、ビットコイン(BTC)やアルトコイン普及の意外な道を切り拓く可能性があるのか?

 世界各地の中央銀行が行った調査を分析したリトアニア中央銀行の研究では、CBDCの相互運用性と多通貨CBDCイニシアチブには追及する価値があると結論付けられたようだ。

 このレポートの著者は次のように記している。

 「単一地域レベルのイニシアチブでは、安全で信頼でき費用対効果の高い国際決済手段を求める世界市民のニーズを満たすことができない(...)現代技術はこのニーズに対処できると思われる(...)多通貨CBDCというアイデアを含むこの話題は、詳しく共同分析する価値がある」。

 しかし、「世界市民」のための「安全で信頼でき費用対効果の高い国際決済手段」開発に取り組む中で、このレポートに従うCBDCイニシアチブは最終的に既存の分散型仮想通貨とは異なるものを作り出す可能性があるようだ。

 同行は、最も人気の分散型仮想通貨であるビットコインが世界市民のニーズを満たす可能性については論じず、「ビットコインの台頭やリブラへの関心は、現代社会がグローバルな決済単位を求めていることを示唆している」とのみ述べた。

 「実際、グローバルなサプライチェーンの開発、国際貿易、成長を続けるeコマース、そして出身国外で生活している世界人口の3.3%(国連人口基金2015)を見ると、普遍的に受け入れられる利便性の高い決済単位へのニーズは明らかだ。そのため、CBDCの研究者と関連アイデアは、最終的な目標を見失うことなく技術的詳細を議論する必要がある」と同行は語った。

 一方で、これまでの多くのCBDC研究は「単一地域におけるCBDCのニーズ及び影響の評価に焦点を絞っており」、地域を超えたCBDCの影響に関する調査は今のところ「わずか」であることも明らかになった。

 しかしながら、中央銀行によるCBDCイニシアチブの原動力になっている主要な課題の1つは国際決済なので、世界的に協調した地域を超えたアプローチは間違いなく全ての関係者にとってより理にかなっている。

 このレポートはやや明言を避けた形で終わっているが、著者はCBDC発行がいずれ避けられなくなる可能性を示唆しているようだ。

 同行は結論として次のように記した。

 「広く受け入れられるリスクのない決済媒体を持つ利点は(...)単純明快だ」。

 一方、「欧州の小口決済情勢におけるイノベーションとその影響」というタイトルの最新文書の中で、ECB(欧州中央銀行)は「最終的に現金の利用が減少したとしても人々が中央銀行の通貨を利用し続けることを保証し得る、CBDC発行のコストと利点を引き続き評価していく。しかし中央銀行のイニシアチブに関する見通しが、ユーロ圏における迅速で効率的な小口決済に向けた民間市場主導のソリューションを妨げたり押しのけたりしてはならない」と述べた。

 しかし、ECBの内部関係者はフィナンシャル・タイムズに対し、ECBにはデジタル・ユーロに取り組んでいる研究機関は無く、近い将来にそれを作るつもりもないと語った。すでに報じられている通り、「(デジタル法定通貨に関する)コメントの多くは、民間銀行を刺激することで非効率的でコストと時間がかかる国際決済分野を改善させるためのものだと思われる」。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/global-citizens-call-for-a-global-unit-of-account-says-centr-5270.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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