ドイツで銀行による仮想通貨の保有や取引が可能に?

germany_104222578_s.jpg

 ドイツの連邦議会Bundestagは2020年から、ドイツ国内の銀行が仮想通貨を保持したり取引することを許可する法律を通過させた。しかし、実際の施行には、ドイツ連邦16州の議院であるBundesratでの賛成が必要だ。

 フィナンシャルタイムズ紙は、ドイツの銀行部門の昨年の収益が31%減少したのに続き、格付け会社であるムーディーズのアナリストたちは、ドイツの銀行の収益性が純利益の減少でさらに落ちるものと予想している 。

 一方、ドイツの主要紙Handelsblatt誌は、最終案は、当初の案での予想を大幅に上回ると報じている。現在の形で施行されれば、銀行は外部のカストディアンや、特別な子会社のサービスを利用して仮想通貨を保管する必要はなくなり、独自に保管できるようになる。

 一部の仮想通貨業界関係者は、この法案に対して楽観的な見方をしている。地元企業Distributed Ledger Consultingの企業および事業開発パートナーであるSven Hildebrandt氏によると、同法案はドイツを「仮想通貨天国」にする可能性があり、仮想通貨規制の分野で、ドイツの議員達は、パイオニア的な役割を果たしていると述べた。

 対照的に、一部の公的機関や政党からは、ドイツ国内の銀行が、仮想通貨を顧客に提供する前に軽減すべきリスクを指摘している。

 ドイツ南西部のバーデン・ヴュルテンベルク州にある、コンサルティング組織の金融専門家であるNiels Nauhauser氏は、銀行が顧客に関連コストを通知し、主要な投資家情報を提供することを義務づけられている特別な債券発行とは違い、これは仮想通貨を直接販売していることにはならないと述べた。

 野党左派党Die Linke所属のFabio de Masi議員は、ドイツの金融監督局であるBaFinが、仮想通貨を保持することによって発生するサイバーセキュリティ上のリスクを調査する必要がある、と指摘した。

 以前報道したように、ドイツはEU各国の中で仮想通貨に好意的な国としての地位を確立しようとしており、今後数年で一般市民の間にも普及していくだろう。アーリーアダプターの数は多く、国も法定通貨や証券のトークン化を視野に入れている。

 また、あるドイツの銀行は、顧客に対して、世界で一番人気のある仮想通貨、ビットコイン(BTC)を教えるために独自の方法を取り入れている。その方法とは、伝統的な二つの道具、ペンと紙を使うというものだ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/new-german-law-might-allow-banks-to-store-trade-crypto-5189.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
XRP詳細ページ
ICOレーティングについて