デフォルトのビットコイン・アドレスが長くなり、利用はより簡単で安価に

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 ビットコインコア開発者らは24日にビットコインコア・クライアントのバージョン0.19.0.1をリリースした。これは20年5月に予定されているビットコイン(BTC)マイニング報酬の半減期前の最後のバージョンだと思われる。大きな変更点はないが、複数の興味深い速度とセキュリティの改善や、その他の修正が含まれている。

 いわゆるBech32ビットコイン・アドレスがデフォルトのオプションに設定されたことがその1つだ。元々18年に導入されたBech32アドレスは、「bc1」で始まり15%長い(合計90文字)が、大文字と小文字を区別しない。開発者らはこの変更で人為的ミスの可能性が減少すると期待し、大文字と小文字が混在していると確実に書き留めたり、モバイルキーボードでタイピングしたり、読み上げたりする際に不便だが、長さが増えてもアドレスをコピー&ペーストする際には問題がないと述べた。

 さらに、Bech32アドレスはネイティブなセグウィット・アドレスで、より安価なトランザクションが可能となる。

 しかし全ての仮想通貨ウォレットや交換所がセグウィットに対応しているわけではないので、新しいソフトウェアと、セグウィット対応のソフトウェアを利用している受取人に対してのみ、Bech32アドレスを利用できる。ビットコインコア開発者らによると、他の場合はP2SHアドレスやP2PKHアドレスが利用できるという。

 ビットコイン・ソフトウェア・クライアントの19番目となるこのメジャー・リリースは、サトシ・ナカモトが11年前に最初に立ち上げたビットコインの主要なオリジナル・バージョンだ。定められたスケジュールはないが、ビットコインコア・クライアントの新たな改良版は約6カ月ごとにリリースされており、その後1カ月あるいは四半期毎にマイナーな修正が行われる。ビットコインコアは通常、ビットコインのフルノードと、その開発に携わるコミュニティを指している。

 この最新版には、ビットコインコアのリード・メンテナーであるウラジミール・ファン・デル・ラーン氏が率いる100名を超える開発者が貢献した。合計で550件のプルリクエストが採用され、6カ月間でリリースされた。

●その他の主な改善点

 ・2ブロックのみのアウトバウンド接続。P2P(ピア・ツー・ピア)ネットワークはパーティショニング攻撃、すなわち一部のネットワーク・ノードが孤立してネットワーク全体が少数派チェーンを受け入れるよう仕向けられる状況に対する脆弱性がある。ビットコインコア0.19.0.1は追加接続のデフォルト数を2に変更し、中継ブロックによってのみネットワーク・ノードの接続が増加するようになった。これにより、必要な追加帯域幅も減少する。

 ・ブルーム・フィルターがデフォルトで不採用に。モバイル・ウォレットなどの軽量なビットコイン・クライアントで利用されているブルーム・フィルターは、プライバシー上の問題を抱えていることが判明し、デフォルトでは採用されなくなった。しかしユーザーは必要に応じてこれをオンにすることもできる。

 ・小型クライアント側ブロック・フィルタリングの改善。まだ完全には利用できないが、ビットコインコア0.19.0.1のユーザーは、ノード上で動作するカスタム・アプリケーションを通じ、「小型クライアント側ブロック・フィルタリング」の使用を選択できる。これはブルーム・フィルターのより安全な代替手段だと考えられている。

 ・ペイメント・プロトコルの無効化。このプロトコルは多数のセキュリティ上・プライバシー上の脆弱性を抱えていることが判明し、採用率も低いため、クライアントのインターフェースから削除された。

 他の注目すべき変更点には、限られたディスク容量でノードを開始する可能性、PSBT(部分的に署名されたビットコイン・トランザクション)プロトコル用の新機能、ビットコイン・アプリケーションに取り組んでいるプログラマーにとって利便性の高い小規模なその他の改善などがある。

 ビットコインコア0.19.0.1アップグレードの全容は、https://bitcoincore.org/en/releases/0.19.0.1/で確認できる。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/default-bitcoin-addresses-are-now-longer-but-simpler-cheaper-5142.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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