スウェル2019:ビーテック、リップルネットで取引手数料を1400万ドル以上削減

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 300万人を越えるブラジル人が国外で生活し、ほぼ100万人の外国人がブラジルに在住し、約20万社の企業が同国に本社を置いている。18年におけるブラジルとの国際決済取引は総額1.5兆ドルに達した。しかしこの地域、そして世界における送金処理は低速で高コストだ。ビーテックはリップルと提携し、これを変えようとしている。同社はリップルネットを利用して顧客体験に革命を起こし、ブラジルと他の地域との繋がりを合理化している。

 ビーテックの共同創業者でCSO(最高戦略責任者)のアレクサンドルC.R.リウッツィ氏は国際決済の受け渡しにおける課題を身をもって知っている。ブラジル生まれのリウッツィ氏は米国の大学に進学。同氏の家族は授業料、書籍費、家賃などを米国に送金した。着金には数週間とは言わないが数日はかかり、高額な取引費用のために同氏の手元にはほとんどお金が残らなかった。

 リウッツィ氏の個人的経験は、世界中の多くの家族や企業も体験していることだ。同氏はスウェルで登壇し、「グローバル化が進む世界で、なぜ国境に縛られるのか?」という疑問で議論の口火を切った。

 ビーテックの共同創業者であるフェルナンド・パバニ氏とステファノ・ミロ氏、そしてリウッツィ氏は16年、ブラジルの顧客が決済、送金、投資、融資を簡単で低コストに利用できるようにするスケーラブルで国際的な処理プラットフォームの作製に着手した。リウッツィ氏はスウェルでのプレゼンテーションで、ビーテックがこのプラットフォームでブラジル人向けの国際決済業界にどのような変化をもたらしているか、リップルの技術がそれにどう役立っているかを語った。

 リウッツィ氏は、「我々は送金プラットフォームであるだけでなく、金融サービスへのアクセスを提供しており、オンボーディングの負担、高い取引コスト、その処理における多くの不満点といった国際的決済の限界を取り除いている」と説明した。同氏は続けて、「開業以来、15億ドル、20万件以上のトランザクションを完了している」と述べた。

 しかし同社にとって最も重要な統計は企業ロイヤルティを測る89のNPS(ネット・プロモーター・スコア)であり、これはブラジル有数の高水準を誇っている。リウッツィ氏は、「顧客に良いサービスを提供することで、彼らが友人や家族や企業にビーテックを勧める。現在では新規顧客の40%以上が紹介客だ」と述べた。

 顧客の期待とニーズを上回ることが、ブラジル社会でビーテックがこれだけの勢力を築いた秘訣だ。リップルと提携することで、同社は顧客への費用を削減できるようになり、リアルタイムの価格付けと迅速な取引の決済が可能となった。

 リウッツィ氏は、「我々はリップルと共に、異なるレールの統合処理を標準化し、決済の効率性を改善した」と述べた。

 同氏は、「我々は顧客の取引手数料を1400万ドル以上削減している。これは留学している子供に送金する家族や、輸出が主な収入源になっている小規模な企業についての話だ。彼らにとっては大きな金額だ」と続けた。

 これはビーテックにとって始まりに過ぎない。同社は20年に欧州と米国に進出する計画を発表している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://ripple.com/insights/swell-2019-beetech-is-saving-customers-more-than-14-million-in-transaction-fees-with-ripplenet/

This story originally appeared on Ripple Insights.

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