「最も恐れられている法律事務所」のひとつが仮想通貨支払いを受け入れ

58812284_s.jpg

 米法律誌「LAW360」に「最も恐れられている4つの法律事務所」の1つとして選ばれている大手法律事務所のクイン・エマニュエル・アークハート・サリバンから仮想通貨採用に関する大きなニュースが伝わった。同社の顧客はビットコイン(BTC)や他の仮想通貨で支払いを行えるようになった。

 同社は5日、顧客からの支払いとしてビットコインとその他仮想通貨の受け入れを開始したと発表した。ただしどの仮想通貨に対応しているのかはまだ明らかではない。実際のところ、ザ・アメリカン・ロイヤーよると、初めての仮想通貨支払いは仮想通貨決済処理大手のビットペイを利用して10月第5週に行われたという。

 共同創業者のジョン・クイン氏は、クイン・エマニュエルはフィンテック分野の顧客を抱えているためこうした非伝統的な支払いの受け入れには前向きであり、顧客に対し柔軟でありたいと述べた。同氏はさらに、「ビットコインは簡単で安全な送金手段であり、我々はそれを受け入れる」と付け加えた。

 クイン・エマニュエルで公判実務グループの共同代表を務めるデイブ・グレーブル氏も、自社はフィンテック分野の問題を手掛けた経験があり、仮想通貨に関わる若い企業との機会もあると述べた。グレーブル氏は「これは我々がBC(ブロックチェーン)と仮想通貨の市場利用を検討していた分野の1つだ」と述べ、「我々はプロセスの透明性と安全性に満足しており、この形式での取引を望む顧客に対し」この種の支払いを提供したいと考えている、と付け加えた。

 この記事には、パーキンス・クーイ、ステプトー・アンド・ジョンソン、フロスト・ブラウン・トッドを含む法律事務所、特に大手事務所ではこうした支払いはまだあまり受け入れられていないと記されている。これは仮想通貨業界もよく理解していることだ。しかし、法曹界で仮想通貨とBCに関する議論が長らく交わされてこなかったというわけではない。この非伝統的な決済システムの機能性と有効性だけでなく、その基盤技術に関する議論も存在しており、一部の企業は既に顧客に助言するためにこれらの技術の勉強を始めている。

 仮想通貨支払いを受け入れるのは倫理的かという別の論点も存在する。例えば18年9月にはネブラスカ州弁護士諮問委員会が、仮想通貨支払いは倫理的であり、ネブラスカ州の弁護士はそれを受け入れてもよいと決定した。上述の記事には以下のような例も挙げられている。

 ・イリノイ州最高裁判所のプロフェッショナリズム委員会で首席顧問を務めるマーク・パーマー氏は18年、変動性の高さから非倫理的な過剰支払いに繋がる可能性があるため、法曹界にとって仮想通貨支払いは課題であると語った。

 ・ジョン・リード・スターク・コンサルティングの社長であるジョン・リード・スターク氏は、仮想通貨の利点はコストに勝るものではないと結論付けた。

 ・バーンズ・フィガ・アンド・ウィルの株主であるヘーリック・リッドストーン氏は、規則を遵守しているならば、仮想通貨支払いを検討するかどうかは弁護士次第だと語った。

 クイン・エマニュエルに話を戻すと、グレーブル氏は「ボラティリティが関係していることは理解しており、ビットペイのサービスはその点で役に立つ」と述べ、「ボラティリティの問題への対処に満足している」と付け加えた。ビットペイのウェブサイトによると、同社は前営業日に処理された全ての支払いを集め、銀行口座か仮想通貨ウォレットへ直接預け入れるという。

 クイン・エマニュエルは常に米国の大手企業に名を連ねており、弁護士が敵にしたくない企業第1位となっている。同社のウェブサイトには、「顧客は訴訟と調査に関する業界トップの専門性を求め、様々な仮想通貨の問題を持ち込んでくる」と記されている。リップルも同社の最近の顧客であり、「仮想通貨XRP(XRP)50億枚のオプション付与を含む、複数の合意における契約違反と詐欺に関連した争議で代理人を務めている」という。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/the-most-feared-megafirm-quinn-emanuel-accepted-first-crypt-5015.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
XRP詳細ページ
ICOレーティングについて