米国、ある仮想通貨分野で中国と欧州に先行

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 米国はBC(ブロックチェーン)技術競争において中国に押されている可能性があり、欧州よりもセキュリティ・トークン・エコシステムへの参加者は若干少ない。しかし最新の研究によると、世界最大の経済大国である米国はまだいくつかのセキュリティ・トークン関連分野を支配しているという。

 スイスに拠点を置くセキュリティ・トークン・プラットフォームのブロックステートは、「世界のデジタル証券エコシステム:市場の包括的研究」というレポートについてシンクタンクのフランクフルト・スクール・ブロックチェーン・センターと協力したと述べた。

 このレポートの著者らによると、世界のセキュリティ・トークン・エコシステム(計213社のプレーヤーを特定)には現在、2つの中心地があるという。その1つは欧州で、もう1つは米国だ。

 しかしやや優勢なのは欧州で、この分野に88社の業界プレーヤーが存在する。米国の業界プレーヤーは若干少ない(83社)ながら、このエコシステムへの投資家はかなり多い(61%)。

 また米国は、調達額、件数、発行者数の点でSTO(セキュリティ・トークン・オファリング)分野の先頭に立っている。研究者らによると、欧州も近づいてはいるが、追い付くまでの道のりはまだ遠いという。以前報道された通り、リトアニア銀行はSTOへの関心を強めており、この資金調達の新たな形態はより一般的になると評価している。

 投資という視点では、このレポートはセキュリティ・トークン関連企業に出資している企業の71%は「伝統的な」投資家であり、この事実は「『旧来の』経済がこの新技術に大きな関心を持ち検証を行っている」ことを意味していると主張した。

 このレポートの著者らはさらに、市場は「以前として極めて細分化されている」と指摘し、69社の投資家のうちポートフォリオにセキュリティ・トークン関連企業を1社以上加えていたのはわずか5社だったと付け加えた。

 研究者らによると、技術面ではSTOエコシステムは長らくイーサリアム(ETH)に依存しているが、特にプライベートBCソリューションの提供においては、新たなプレーヤーが出現することで市場が多様化しているという。

 研究者らは、「インフラ提供会社は検証アルゴリズムとして修正版のPoS(プルーフ・オブ・ステーク)を主に選択しており、最も一般的に使われてきたPoW(プルーフ・オブ・ワーク)から離れている」と付け加えた。

 米国の一部の人々にとっては不安の種かもしれないが、規制承認のペースは業界拡大の見通しにとって重要な役割を果たすと著者らは結論付けた。ここ数カ月間で、様々なBC企業が米国の規制当局と衝突した。多数の革新的なフィンテック技術に、古くやや制限の厳しい法律が適用されている。

 いずれにせよ、まだ新たなセキュリティ・トークン事業は発表され続けている。例えば10月30日にはオーバーストックのBC子会社であるtZEROが、少なくとも2500万ドルの価値を持つアライアンス・インベストメンツのリバー・プラザ(英マンチェスターにおける180戸の高級宅地開発)のトークン化を支援すると発表した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/us-edging-ahead-of-china-and-europe-in-this-crypto-sector-4972.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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