世界景気の後退時、ビットコインはどうなるか?

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 最近のグローバル金融マーケットはとても荒い。エコノミスト達は景気後退しかかっていると予想している。景気後退は皆に影響を与えるが、ビットコイン(BTC)など仮想通貨に対してどのような影響を与えるのか確かではない。何故だろうか? 仮想通貨が立ち上がってから、グローバルな景気後退に陥ったことは今までにないからだ。ビットコインの発明は、ある意味2008年に起きたグローバル金融危機へ応答するものだった。サトシ・ナカモトは銀行救済と中央集権化された金融機関を引用して、ビットコインを作る理由とした。そのため、世界が景気後退した時、ビットコインはどうなるのだろうか?

●景気後退とは何だろうか?

 2008年に起きたグローバル金融危機を覚えていると思うが、景気後退とは実際にどのようなことを指し、なぜ起きたのだろうか?

 景気後退に陥る原因は実に多くある。それは、政治の不安定や気候変動、戦争などだ。しかし、景気後退は一時的な景気の下落時期(ポイントは「一時的」という言葉だ)と認識されており、2連続四半期に渡るGDPの落ち込みと定義されている。景気後退はグローバル経済にとって酷いものであり、皆に影響を与えるものだ。

●景気後退により、ビットコインはどのような影響を受けるのだろうか?

 ビットコインへの影響について語る際、2つのシナリオが考えられる。ビットコインが繁栄するか、ボロボロになるかだ。実際に何が起きるのか見ていこう。

 景気後退した時にビットコインが繁栄するシナリオでは、法定通貨の金融市場のパフォーマンス悪化により、ビットコインに資金が還流する。

 ベネズエラやジンバブエのようにインフレ率が高い国々では、ビットコインは40%のプレミアムが付いて取引されている。高いインフレ率により、法定通貨への投資への魅力や安定性は投資家目線では減る。


 ビットコインはグローバルマーケットの影響を受ける一方で、「デジタル・ゴールド・スタンダード」と呼ばれてビットコインが安全資産と見られる向きもある。また、ビットコインは世界中で認識され、政府に管理されていない。

 グローバルな景気後退が起きている間は通常インフレ率が上がり、法定通貨への投資を行うのは高価で安定性がなくなる。より多くの人々が仮想通貨への投資に動くため、このことはビットコインにとって良い方向に作用する。

 一方で、景気後退により、仮想通貨ではなく米ドルがグローバル通貨として登板し続けるかもしれない。景気後退の間、99%のものが削減され生き残りをかけることになる。雇用や賃金の見直しにより多くのことがより難しくなる。そして、ミドルクラスの労働者はビットコインなど仮想通貨を購入することよりも、生きるために法定通貨を必要とするだろう。多くのビットコインを保有する人達が突然ビットコインから離れたら、ビットコインの価値が下がり需要が減少するだろう。

●世界が景気後退した時、ビットコインはどうなるのだろうか?

 今まで議論してきた通り、2つのオプションがありうる。新しいゴールド・スタンダードとしてビットコイン が繁栄するか、米ドルがグローバル通貨として登板し続けてビットコインがボロボロになるかだ。

 ビットコインは現行の法定通貨を前提とした金融システムが直面する多くの問題を乗り越えるために発明されたものだが、我々はビットコインを採用するにはまだ早い段階だと考えている。そのため、グローバルな景気後退が起きた場合に、ビットコインにとってどのような未来が待っているか定かではない。どちらのケースであっても、ビットコインにはこの先長い旅が待っている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://nulltx.com/what-would-happen-to-bitcoin-if-the-world-had-to-go-into-recession/

This story originally appeared on NULLTX.

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