フェイスブック、中国がデジタル人民元で「世界を配線し直す」だろうと警告

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 フェイスブックのBC(ブロックチェーン)担当トップであるデビッド・マーカス氏は米国の規制当局に対して、リブラのローンチを止めることは中国がデジタル通貨の世界で有利な立場を奪うことに繋がると警告した。

 ブルームバーグによればマーカス氏は以下のように述べた。

 「もし私達が良い答えを得られないとすれば、数年後の未来は基本的に、中国が独自に管理されたBC上のデジタル人民元によってほとんどの世界を配線し直すということになる」。

 米国の規制当局はフェイスブックに対して、提案されている20年のリブラのローンチを中止するよう何度も求めている。米国の規制当局は同国でのローンチを不可能にする新しい法案をいくつか作る用意ができているように見え、それにはいわゆる「大手テクノロジー企業を金融から締め出そう」という名の法案も含まれる。

 しかし、中国や他の国はひそかに、世界経済に対するドルの支配に終わりをもたらす可能性のあるデジタル法定通貨及び仮想通貨プロジェクトに熱心に取り組んでいるために、フェイスブックのリブラを阻止することは米国議員にとって裏目に出る可能性があるとマーカス氏は報告している。

 マーカス氏は米国の規制当局に対して、彼らは「世界全体が完全に米国の制裁から遮断され、保護されている状況を作り出し、何の代替策もなしに新たなデジタル準備通貨を生む」リスクを冒していると警鐘を鳴らした。

 ブルームバーグは、中国人民銀行の「元リーダー」であり仮想通貨のパイオニアでもある人物による「中国のプロジェクトの目的は、同国がビットコイン(BTC)のように他者によって設計され、管理されている標準を採用しなくてよいようにすることだ」という発言を引用している。

 一方で、リブラはようやく米議会に味方を見つけたようであり、米サウスダコタ州の共和党議員であり、上院の銀行委員会のメンバーでもあるマイク・ラウンズ氏はリブラ・プロジェクトのパートナーであるアンカレッジに対して書簡を送り、リブラを支持し続ける企業に対しての支持を表明した。

 14年から上院議員を務めているラウンズ氏は同じ文面の書簡をリブラのガバナンス・カウンシルの他のすべてのメンバーにも送っている。ラウンズ氏は最近の上院と議会からのリブラへの攻撃を事実上批判し、以下のように述べている。

 「最も不安定な立場にある米国人と私たちの金融サービスシステムをつなぐ可能性のある新たなソリューションを避けるのは残念なことだろう」。

 ラウンズ氏は、アフリカなどの地域で仮想通貨の利用とインフラがすでに米国を追い抜いており、米国は他の国々に後れを取る重大な危機にあるとも述べた。

 また、ラウンズ氏は同僚によるリブラへの反対を「不可解だ」と述べ、仮想通貨に適用されている米国の法律及び規制システムを「時代遅れで、融通が利かない」とも述べた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/facebook-warns-that-china-may-rewire-the-world-with-the-digi-4883.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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