リップルの戦略:ウォレット技術への投資でXRPを推進

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 決済技術に力を入れているカリフォルニアの仮想通貨系新興企業リップルにおいて、10月だけで仮想通貨ウォレットに関する3つの進展があった。これらの取り組みは、同社のネイティブトークンであるXRP(XRP)をより多くの人々に届ける役に立つかもしれない。

 15日の最新の発表で、リップルの開発者向け事業であるスプリングが、仮想通貨のセルフカストディの簡略化を目指すスウェーデンの新興企業、トウォ・ラボに戦略的投資を行ったことが明らかになった。この取引の詳細は公開されていない。

 トウォ・ラボのウェブサイトによると、同社はXRPL(XRPレジャー)とインターレジャーのインフラを開発し非カストディ型の仮想通貨管理を簡便化するため19年に設立された。同社の創業者であるマーカス・アルビラ氏は、P2P(ピア・ツー・ピア)サーバー・ネットワークを備えた暗号台帳であるXRPL用のウェブ・インターフェース、XRPツールキットの製作者だ。

 トウォ・ラボは、今回の出資はXRPLの全ての種類のトランザクションとトラストレスで非カストディ型のXRPL用ウェブ・インターフェースに対応した、ハードウェアウォレット・ファームウェアの開発に役立てられると説明した。

 「既存のファームウェアはXRPの決済トランザクションにのみ対応しているが、これは場合によってはXRPLとインターレジャーのさらなる革新を阻害している。しかしこの新ファームウェアはアカウント設定、決済チャネル、注文、エスクロー、通貨間決済の署名などに対応する。主要なハードウェアウォレットがXRPに完全対応することで、ハードウェアウォレット内で審査され安全に署名される前に、信頼性の低い機器やアプリ(例えばウェブ上のものなど)に対し取引を備えさせることができる」と同社は付け加えた。

 同社は、レジャー・ナノS、レジャー・ナノX、トレザーT用のハードウェアウォレット・ファームウェア開発に注力する予定だ。

 同社はさらに、この対応強化によって、トラストレスで非カストディ型のXRPL分散型交換所用取引インターフェースや、DeFi(分散型金融)アプリケーション向けのセルフカストディの改善、ハードウェアウォレットとソフトウェアウォレット両者からの署名を必要とするハイブリッドなマルチシグスキームといった新たな用途も可能になると主張した。同社はXRPLの全ての種類のトランザクションとハードウェアウォレットへの完全な対応を特徴とするXRPツールキットの新バージョンも開発中だ。

 一方リップルは11日、モバイル仮想通貨ウォレットのBRDにスプリングが75万ドルを出資したと発表した。BRDは250万人を超える顧客を抱え、総額60億ドルの暗号資産を保管しているという。

 リップルは当時、「この提携と出資によって、BRDの利用者は世界中のあらゆる人々へのXRPの送金、売却、購入、保有が可能となる」語っていた。

 リップルは10月初頭に、世界的な大手BC(ブロックチェーン)決済プロバイダーであるビットペイとの提携を発表した。これにより、19年末までに何千もの事業者がビットペイのマーチャント・プロセシングや国際決済プラットフォームを通じてXRPでの決済を受領できるようになる。ビットペイの顧客は統合や拡張無しにXRPを追加できるが、ビットペイ・ウォレットの利用者とビットペイ・プリペイドカードの保有者もXRPの保管、利用、送金が可能となる。

 しかしXRPの普及促進のためにリップルがターゲットにしているのはウォレットだけではない。9月にはスプリングとブロックチェーン・ファイナンス・ファンドが、米国の仮想通貨自販機プロバイダーであるコインミーに150万ドルを出資し、2583台が稼働しているこの大手ビットコイン(BTC)ATM/自販機ネットワークがXRPにも対応するのではとの憶測が広まった。

 UTC(協定世界時)で16日午前6時47分時点では、XRPは1XRP=約0.289ドルで取引されている。直近24時間では1.7%下落し、週間上昇率は4.3%に縮小した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/ripple-s-strategy-push-xrp-by-investing-in-crypto-wallet-tec-4866.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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