ロシアの議員、仮想通貨に「妥協」の可能性も

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 人々の予想通り、ロシア議会は長く待ち望まれている仮想通貨に関する規制の導入を再び延期する。

 以前報じられたように、ロシアのメドヴェージェフ首相は同国の国家院に対して、18年5月に第一読会を通過した「デジタル資産について」という法案を11月1日までに成立させるよう期限を設定していた。

 しかし、BC(ブロックチェーン)に関する法案の草案を担当している国家院の金融市場委員会のトップを務めるアナトリー・アクサーコフ氏はイルタス通信に対して上述の期限までに法案は成立しないと述べた。

 しかし、アクサーコフ氏は現在法案の成立を阻止している状況を回避する方法があるかもしれないと示唆し、長く苦しんでいるロシアの仮想通貨コミュニティに少々良い知らせを与えた。

 アクサーコフ氏は仮想通貨の合法化を望んでいる強力な産業及び仮想通貨支持者と中国のように明確な禁止を求めているロシア連邦中央銀行などの懐疑的な組織との間で板挟みに陥っている。

 アクサーコフ氏は以前に、ロシアが二者択一を迫られる中、仮想通貨政策について「岐路に立っている」状況について話している。

 しかし、イルタス通信によれば、アクサーコフ氏は「妥協」は可能であり、「ロシアで人々に仮想通貨を使用する機会を与える」ことについて語った。しかし、アクサーコフ氏は警告も付け加えており、仮想通貨に「断固として反対している」と同氏が認めているロシア連邦中央銀行が「許可」を与える必要があるかもしれず、またいくらかの管理権も求めるかもしれないと述べた。

 アクサーコフ氏は「安全対策が施されていない仮想通貨」を「本当に危険なもの」と表現した。しかし、アクサーコフ氏は「ステーブルコインは本物だ」と発言し、ステーブルコインの発行者にポジティブなニュースを提供した。

 一方で、インタファックスはロシア最大であり仮想通貨に最も熱心な銀行であるスベルバンクのトップ、ゲルマン・グレフ氏がステーブルコインの規制に関して自由放任主義的なアプローチをとるよう求めていると報道した。

 グレフ氏は以下のように述べた。

 「ステーブルコインの規制を急ぐ理由はない。この類の分権化システムが発現するような環境を作る必要があると考える。法案の前にそれがどのように発達するか見なければいけない」

 また、グレフ氏は「ロシアでは独自のデジタルトークンをローンチする多くの試みがすでに行われている」ため、フェイスブックのリブラは同国では恐らく日の目を見ないであろうとも述べた。

 恐らくそれらの「試み」はこれまで成功していない。

 一方で、ロシア連邦中央銀行と仮想通貨に懐疑派の大物エリヴィラ・ナビウリナ総裁は仮想通貨に対する厳しい表現を緩める様子をまったく見せていない。

 Wekの報道によれば、10日にナビウリナ氏は自身の意見を述べ、「現物及び仮想的な形どちらにおいても民営の通貨の合法化に断固として反対である」という考えを再び述べている。

 また、ナビウリナ氏はロシアがデジタル法定通貨を発行するという、いわゆるクリプトルーブルという提案に否定的な意見を述べた。

 ナビウリナ氏は以下のように述べた。

 「デジタル法定通貨には多くのリスクが付きまとい、その利点は十分に明らかでないように見える」

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/russian-legislators-in-crypto-compromise-as-law-is-delayed-a-4839.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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