G20首脳陣が「グローバルなステーブルコイン」の導入に反対

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 G20(20カ国・地域)の首脳陣が、現時点では暗号資産が国際金融システムにとって脅威となる可能性は低いと発言した。これらの首脳陣が仮想通貨分野全体をまだ「警戒」している一方で、多くの銀行家も「グローバルなステーブルコイン」の導入に真っ向から反対している。このニュースに先立ち、11日にはフェイスブックのステーブルコインであるリブラの創立パートナーのうち数社が、規制当局の反応を受け同プロジェクトから離脱していた。

 FSB(金融安定理事会)が公開した最新のレポートによると、「グローバルなステーブルコイン」は多くの問題を引き起こし、国内通貨の置き換えを含め、金融安定性、消費者と投資家の保護、データプライバシーとデータ保護への脅威となる可能性があるという。

●作業部会の設置

 同レポートにはさらに、FSBのステーブルコインに関する調査は、回復力のある国際金融システムを育み分断を避けるための取り組みを進める手段だと記されている。これと共に、FSBは経済と市場の発展を考慮しながらステーブルコイン関連の規制上の問題を調査する「作業部会」を設置した。この作業部会は同技術の利点を見いだし、関連するリスクに対処するための「政策的アプローチを報告する」予定だ。

 また、このG7作業部会はグローバルなステーブルコインの長所と短所を評価し、そのレポートをFSBに提出することになっている。

 FSBのレポートではさらに、AML/CFT(マネーロンダリング・テロ資金供与対策)及びKYC(顧客確認)遵守の観点から、ステーブルコインが金融の整合性に投げかけ得る課題についても詳述された。これにはサイバーセキュリティとオペレーショナルリスク、健全で効率的な管理、市場の整合性、反トラスト政策、公正な競争、脱税の削減が含まれる。

 G20の首脳陣は技術的イノベーションが既存の金融システムや経済全体を拡大させる可能性を認めつつ、次のように述べた。

 「グローバルなステーブルコインは国際決済や送金の手段を多数のユーザーに提供する可能性がある。国際的な広がりや規模を持ち得るステーブルコイン事業は最高の規制基準を満たし、慎重な管理・監督の対象としなければならない」。

(イメージ写真提供:123RF)

https://eng.ambcrypto.com/g20-opposes-global-stablecoins-as-fsb-forms-working-groups-for-its-assessment/

This story originally appeared on AMB CRYPTO.

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