コインベースのプロ版、手数料値上げの影響は

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 米国を拠点とする大手仮想通貨企業であるコインベースが運営する仮想通貨取引所のコインベースプロ(Coinbase Pro)が、仮想通貨業界の人々にとって好ましくない動きに出た。

 19年10月7日から同取引所は新たな手数料構造を導入することを発表し、手数料が増加することになる。1万ドル以下の取引には0.5%の手数料が課される。現在の同程度の取引手数料は、送り手側が0.15%、受取手側が0.25%であることを考えると、かなり大きな変化と言える。

 コインベースは発表の中で、今回の変更で「少額の取引をする顧客の手数料が少し上昇し、高額の取引をする顧客の手数料が少し下がることになり、月に5万ドル以上の取引をする顧客にとっては手数料は変わらないか、やや少なくなる」と説明している。

 今回の変更により、取引量が10万ドル以下の顧客は新たに3つのレベルに分けられ、それぞれの手数料の割合が適用されるようになる。3つのレベルはそれぞれ、1万ドルまで、1万ドルから5万ドルまで、5万ドルから10万ドルまでだ。

 比較として、米取引所クラーケンでは、送り手側の手数料は最大0.16%、受取手側では最大0.26%。またバイナンスUSでは最大でも0.1%の手数料だ。

 この発表に対する反応はすぐさま見られ、多くの人は彼らのビジネスの場所を移すことを検討しており、一番良い代わりの取引所について議論していた。候補に上がったのは、COSS.io、ジェミニ、バイナンス、Hodl、ローカルビットコイン、ボイジャー、bisqなどだ。また中には、仮想通貨アナリストのマット・ウェストオーバー氏のように、コインベースプロに対して、手数料が高く、インセンティブの少ない取引所で誰が取引をしたいと思うのか、などの疑問を投げかけている人もいる。

 同取引所は今回の値上げは市場の出来高や流動性を鑑みたものだと述べているが、納得する人は少ない印象だ。

 人気の経済学者トレーダーのアレックス・クルーガー氏も今回の件に関して、「市場の安いブローカーたちは手数料を0に向かって下げているのに、コインベースプロはこれに逆行し、3月から手数料を上昇させている。コインベースは大口のトレーダーには60%手数料を割引しているが、小口トレーダーには233%の割り増しをている」とコメントしている。

・コインベースプロの取引量

 今回の発表の前日、同社はUSDCoin(USDC)報酬プログラムを開始すると発表した。対象のアメリカ国内の顧客は、保持するUSDCに対して1.25%の年利を得ることができるというプログラムだ。

 また、同社はイギリスでのリアルタイム決済を再開した。事情に詳しい情報源によると、同社は3カ月前にバークレイズ銀行と袂を分かった後、ClearBankと提携を開始したという。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/coinbase-pro-increases-fees-what-could-go-wrong-4797.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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