ビットペイ撤退後のドイツで、新たなBTC決済サービスが登場

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 19年に仮想通貨決済処理大手のビットペイが撤退したドイツで、新たな仮想通貨決済サービスの準備が進んでいる。

 オーストリアで決済サービスを提供するサラマンテックスと独WEG銀行のフィンテック部門であるTEN31が提携し、10月末までにこのサービスの試験に関心を持つ小売業者からの申込受付開始を目指している、とサラマンテックスが1日に発表した。

 両社は、「まだ名称が決まっていないこの事業をテストするためにサンドボックスモデルを利用する予定だ。関心を持っている小売業界やホテル業界の関係者との最初の協議はすでに行われている」と述べ、BaFin(ドイツ連邦金融監督庁)がすでにこのサンドボックスモデルを検査していると付け加えた。

 WEG銀行のマティアス・フォン・ハウフCEO(最高経営責任者)はクリプトニュースに対し、このシステムは遅くとも20年第1四半期に稼働開始する見込みで、ビットコイン(BTC)やライトコイン(LTC)といった仮想通貨に対応する予定だと述べた。

 サラマンテックスの決済システムは18年末からオーストリア市場に導入されており、ドイツのサービスも技術的に違いはない。同社によると、このシステムは選んだ仮想通貨の為替レートを一定期間確保し、ユーザーは受け取った仮想通貨を保有し続けるか、ユーロに両替するかを選べるという。

 同社は、このサービスは銀行法で規制されているTEN31フレームワークと共にドイツ全域に展開される予定だと強調した。

 フォン・ハウフCEOは報道発表の中で、「最初の過剰な盛り上がりを経てより専門的な新しい投資商品と決済サービスが定着しつつあるため、当社はデジタル通貨の普及を大きなチャンスと考えている」と述べた。例えばドイツ第2位の規模を誇る証券取引所のベールゼ・シュトゥットガルトは9月23日、同国初の規制を受けたデジタル資産取引所であるベールゼ・シュトゥットガルト・デジタル・エクスチェンジを立ち上げている。

 フォン・ハウフCEOによると、同社は数週間以内に新たな仮想通貨関連プロダクトについての発表も計画しているという。同行は株主のニミックが開発したOASIS(オープン・アセット・スワップ・インタラクション・スキーム)インターフェースの実装に取り組んでいる。このインターフェースは、仮想通貨と法定通貨を両替する際ステーブルコインを間に挟む必要がないBC(ブロックチェーン)対応機能を、法定通貨の口座に提供する。

 WEG銀行は18年にスイスの自己検証型の分散型決済プラットフォームであるトークンペイとライトコイン財団に買収された。現在はサラマンテックスも同行の株主の1社だ。

 8月に報じられた通り、ビットペイは「現地の規制と法律の解釈」を理由としてドイツからの撤退を決定した。現行の規制改正案では、ウォレットの提供業者はBaFinから営業許可を取得する必要がある。BaFinは国内の交換所に許可申請を求める可能性もあり、20年1月に未規制のプラットフォームを取り締まる予定だ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/new-bitcoin-payment-solution-to-emerge-in-germany-after-bitp-4770.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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