マドゥロ大統領の隠し仮想通貨、ビットコイン価格に影響なし

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 ベネズエラの国営の石油ガス企業はビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)を隠し持っており、一方、中央銀行はさらに多くの仮想通貨を集めようとしている。

 ブルームバーグは、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は、隠しBTCの使いみちに困っており、匿名の情報源によると、前述の石油企業、ペトロエロス・デ・ベネズエラは法定通貨で支払いを受けることができず苦しんでいると報じた。

 しかし、同誌は、ベネズエラ企業は市場に対して仮想通貨を売ることに関しては、大手の交換所の多くでは顧客確認(KYC)やその他のデューデリジェンスに準ずる必要があるため、消極的なのではないかと推測している。もしこの見方が正しければ、彼らは少額のBTCやETHを、店頭で取引できるサービス(OTC)を通して売るのかもしれない。

 さらに19年6月には、Ethfinex(現在は DeversiFi)は分散型のOTCであるEthfinexトラストレスOTCを発表している。ユーザーは大きな額のETHでも、第三者を介すること無く直接取り引きでき、市場価格に影響を与えない。

 また、ブルームバーグは、「どのようにしてペトロエロス・デ・ベネズエラBTCやETHを保持するようになったのか、またどれほどの量を保持しているのかは明らかではない」と述べている。しかしここで示唆されるのは、アメリカがベネズエラと取引する企業や国家に対して与える制裁を回避したいために、国外の顧客が石油を買う際、BTCやETHで支払っていたのではないかということだ。

 同誌は、ペトロエロス・デ・ベネズエラは石油の供給元に対して仮想通貨で支払いをすることを望んでおり、「中央銀行の従業員は、仮想通貨が国際的な準備金の一部として認められる方法はあるかを調査している」とした。

 マドゥロ政府の準備金は「30年で最低」の水準に近づいており、約79億ドルである。

 以前にも報道したように、仮想通貨はマドゥロ氏の率いる政権における経済政策の中心になっている。国が運営するペトロトークンだけではなく、ベネズエラ政府はBTCを始めその他の仮想通貨にもオープンな姿勢を見せている。国内有数の大学ではRFIDを使用したソリューションが研究されており、完成すればスマートカードによって仮想通貨払いができるようになる。

 また国営銀行ののバンコ・デ・ベネズエラは2019年9月のはじめに顧客が法定通貨、仮想通貨のどちらでも預金をできるようなサービスを開始しており、国内の銀行では仮想通貨関連の事柄においては様々な選択肢を見据えていることを示している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/maduro-s-secret-stash-of-cryptos-is-unlikely-to-affect-bitco-4746.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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