アイルランドはリブラに反対していない

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 世界中のリーダーと政府は最近途方に暮れており、その多くがどのようにしてフェイスブックとその仮想通貨に取り組むべきか未だに確信を持てずにいる。アイルランドのマイケル・W・ダーシー財務省担当大臣はSIbos2019でインタビューを行い、リブラ、BC(ブロックチェーン)、そしてそれらがアイルランドの金融戦略に与える影響について考えを述べる最新の人物となった。

 このインタビューの中で、ダーシー氏はリブラとステーブルコインは困難なものであると認め、加えて政府と財務省は反対しているものの、アイルランドはただ慎重になっているだけだとも述べた。ダーシー氏は以下のように述べた。

 「私達は慎重になっている。担当大臣としての私の役割によって私はこの問題を非常に詳しく見ている。私はステーブルコインとリブラに関して慎重である。私の上司の大臣は非常に慎重になっている。中央銀行の規制担当は慎重になっている。従って、私達は慎重と非常に慎重の間に位置していると言える」

 ダーシー氏によれば、ステーブルコインが国際的に有している利点はよく理解されており、受け入れられているが、それが政府と金融政策にもたらす脅威は見過ごすことはできないという。ダーシー氏は以下のように述べた。

 「規制は必要になって次第に現実に追いつく傾向がある。規制の観点から見ればリブラはまだローンチされていないため規制は遅れているが、規制が追いつくのが遅くなりすぎる事態は避けたい。私が考えるリブラの利点は会話が行われていることだ。従って、規制は後から追いつくのではなく、先に作られると考える。私には消費者にとってのリブラの潜在的な利点が見えており、そのため私は慎重になっているものの他の人よりはその程度は低い」

 金融戦略に関してはアイルランドはBCをイノベーションとテクノロジーにおける巨大なプレイヤーであると考えている。ダーシー氏はフィンテックを担当するグループに加えてイノベーション地区を作る計画についても話した。また、ダーシー氏はアイルランドの規制当局は欧州中央銀行の代理人であり、全ての決定は欧州の当局に従って行われるために、システム的なリスクは存在しないと述べた。リブラがアイルランドの消費者とビジネスにもたらすリスクについて、ダーシー氏は以下のように述べた。

 「リブラはまだ試されていない。リブラの理論は問題なく、上手く機能するように見える。しかし、実際には私達はリブラが運営されるのを見たことがない。困難はあるだろう。もしかしたら私達がまだ準備できていない未知なる困難かもしれない。規制は後れを取ってはいけない。テクノロジーの精霊を精霊の瓶に戻すことはできない。テクノロジーはもうそこにある。問題はそれをどのようにして応用し、それをネガティブなものでなくポジティブなものにするためにどのように規制を運用するかだ」

 ダーシー氏によれば、アイルランドの主な目的はバリューチェーンを発展させることである。

(イメージ写真提供:123RF)

https://eng.ambcrypto.com/ireland-is-cautious-but-not-opposed-to-facebooks-libra-claims-finance-minister-michael-darcy/

This story originally appeared on AMB CRYPTO.

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