ステラが無料配布したXLM、未取得か他通貨に交換

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 仮想通貨市場分析のコイン・メトリクスが、ステラが行ったエアドロップは未取得のままか他の通貨に両替されていたと発表し、エアドロップの有効性に疑問符が付いた。

 認知度と知名度を獲得し、無料の宣伝を行い、投資家と保有者にインセンティブを与え、資産の分散化を向上させ、無料利用のために一定量の資産を公平に分配する目的で、企業はエアドロップを利用する。しかしその大部分が即座に売却されるとすれば有効性はどれほどあるのか、とコイン・メトリクスは問いかける。

 ステラのブロックチェーン.comとキーベース.ioのエアドロップに関する最新の分析によって、以下のような興味深い傾向が明らかになった。

 ・無料にもかかわらず、対象者のうち実際にエアドロップを取得したのはブロックチェーン.comの3000-4000万アドレスのうち120万アドレス、キーベース利用者の約20%であり、少数派だった。

 ・多くの人々は入手したステラ・ルーメン(XLM)を法定通貨か、ステーブルコイン、ビットコイン(BTC)に両替した。

 ・公開市場や他の手段でさらにXLMを入手し利用し続けた人々は極少数だった。

 この分析によると、ステラの設立時にネイティブトークンのXLMは1000億枚発行され、SDF(ステラ開発財団)に与えられた。SDFはその後何年もかけてそれらを配布したが、現在SDFの管理外にあるのは1000億枚中約200億枚だ。

 キーベースとステラは最近、計20億枚という恐らく過去最大のXLM配布のために提携した。しかしその時点で、XLMは最初のエアドロップ発表から76%下落していた。過去には仮想通貨ウォレット及びデータの提供を手掛けるブロックチェーン.comが自社の3000万個のウォレットに1億2500万ドル相当のXLMをエアドロップすると発表していた。

 エアドロップの送金者が手数料を負担するため、必要なのはアドレスのリストのみで受領者の許可は必ずしも必要ではない。この分析には「しかしエアドロップされた通貨は取得されない場合もある。一部のアドレスは利用されていなかったり無関心な場合もあるからだ」と記されている。

 ブロックチェーン.comのエアドロップの場合、18年11月6日からエアドロップが終了した19年7月15日にかけて、XLMのエアドロップに2つのアドレスが使われた。この2つのアカウントは120万個のアカウントを作成し、それらに約4億XLMを付与した。また、「付与時点でのXLMの価格で判断すると、ブロックチェーン.comのエアドロップ取得者は全体で4570万ドルを受け取ったことになる」。この120万個のアカウントの内訳は9月23日時点では以下の通りだ。

 ・80万4309個のアカウントは最低残高である1XLM以上を保有しており、合計額は1億100万XLMとなる。

 ・8465個のアカウントは作成時に受け取った最初の金額以上を保有している。

 ・エアドロップされたXLMの大半は法定通貨か他の仮想通貨で売却された。

 キーベースのエアドロップの場合、9月9日から14日にかけて27万4864個のアカウントに1億XLMが2度に分けて事前配布された。その結果は次の通りだ。

 ・第1弾は小規模で取得率が高く初めての配布だったため、恐らく試験的なものだった。

 ・配布された1億XLMのうち、これまでに取得されたのは約1900万XLM(現時点で130万ドル相当)だった。

 ・これまでに交換所に送られたのはエアドロップの極一部(約100万XLM)だった。

 時価総額第10位のXLMはUTC(協定世界時)の24日13時29分時点で1XLM=0.06ドルで取引されている。直近24時間では6.5%下落したが、直近1週間では約3%上昇している。また、直近1カ月間では12%、直近12カ月間では76%下落した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/stellar-s-free-xlm-either-unclaimed-or-exchanged-for-other-c-4721.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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