フェイスブックの取り組みで世界の準備通貨が米ドルからリブラに置き換わる?

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 フェイスブックの仮想通貨リブラを裏付ける通貨バスケットにおいて、米ドルが最大の割合を占めると報じられた。これにより、米ドルの準備通貨としての地位がフェイスブックに脅かされるとの懸念が再度高まった。

●リブラの通貨バスケットは米ドルが支配

 シュピーゲル・オンラインによると、米ドルはこの通貨バスケットの50%を占めるという。残り半分を構成する通貨はユーロ(18%)、円(14%)、ポンド・スターリング(11%)、シンガポール・ドル(7%)だ。

 注目すべきことに、リブラの通貨バスケットに中国の人民元は含まれていない。しかし、世界最大の人口を抱える中国ではフェイスブックとその多数のアプリケーションが禁止されているのでこれは驚きではない。

●ドイツはリブラに反対

 このリブラの通貨バスケットの構成は、フェイスブックに問い合わせを行っていたドイツ議員宛ての文書で明らかになった。ドイツがEU(欧州連合)加盟国のフランスと協力してリブラをブロックすると発表してから約1週間を経て、この件が報じられた。

 ドイツ政府は18日、並行通貨の設立への障壁を設けるBC(ブロックチェーン)国家戦略を決定した。アルジャジーラによると、ドイツのオーラフ・ショルツ財務大臣は技術的イノベーションを育む環境を整備すると約束したという。

 しかしドイツは「消費者と国家主権を保護する」ための措置を講じると明言している。国家のみによる通貨の発行を保証することもこれに含まれる。

 「国家主権の中核となる要素が通貨の発行だ。この職務を民間企業に任せることはない」。

●米ドル、リブラをねたむ

 リブラの存在が一般に広まる中、同通貨が米ドルの支配的地位を侵害するという懸念が表明されてきた。米下院金融委員会のマクシーン・ウォーターズ委員長はリブラの発表直後に、フェイスブックの仮想通貨と米ドルとの競合を止めるべきだと発言した。

 「我々は消費者を保護しなければならない。フェイスブックとその関連企業がスイスに向かい米ドルと競合し始めることは許可できない」。

 フェイスブックは20年上半期のリブラ立ち上げを計画しているが、規制上の障害によってこの取り組みが骨抜きにされる可能性もある。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.ccn.com/facebooks-replacing-us-dollar-libra/

This story originally appeared on CCN.com.

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