ウェルズ・ファーゴ、独自デジタルキャッシュを開発

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 米国に本社を置き1.9兆ドルの資産を持つ大手銀行のウェルズ・ファーゴは、ウェルズ・ファーゴ・デジタルキャッシュという独自の内部決済サービスの試験を20年に実施する予定だ。

 同社の17日の発表によると、このサービスはウェルズ・ファーゴ初のDLT(分散型台帳技術)プラットフォーム上で動作し、「現在金融サービス市場に存在する他のデジタルキャッシュと接続する予定はない」という。

 同社は、このプロジェクトは従来型の記帳インフラやネットワーク間のインフラの違いによる制約を受けることがなく、営業時間外の資産取引に役立てられる予定だと語った。

 同行は「第三者を必要とせずに最終的な決済を行い、送金時間と費用を削減できる。この恩恵を受けるために企業顧客が決済プロセス、資金管理の責任、関係管理の実務を変える必要はない」と述べ、「米国・カナダ間での価値移転というコンセプトの実証に成功している」と付け加えた。

 また、この内部DLTネットワークはウェルズ・ファーゴがDLTを基盤とするアプリケーションを構築し展開するための再利用可能な会社の財産になる。

 一方、すでに報じられている通り、同じく米国の大手銀行であるJPモルガンは機関顧客間での即時決済のためにJPMコインを開発した。このトークンはまずJPモルガンの一部の機関顧客が利用する予定だが、一般向けに提供される可能性もある。

 また、スイスの金融大手UBSグループ主導で14社の大手金融機関が発案したフィナリティ・インターナショナルは、20年に運営を開始する予定だ。この組織はBC活用のデジタルキャッシュシステムと「USC(ユーティリティ・セトルメント・コイン)」というトークンを管理する予定だ。

 JPモルガンが19年2月に自社の計画を発表した後、カリフォルニアに拠点を置く銀行分野に特化した仮想通貨系新興企業リップルのブラッド・ガーリングハウスCEO(最高経営責任者)は、JPMコインがどんな問題を解決するのか理解できず、このJPモルガンのプロジェクトは「的外れ」であり「クローズドネットワークを今導入するのはネットスケープのIPO(新規株式公開)後にAOLを立ち上げるようなものだ。2年経っても銀行によるコインはまだ答えになってはいない」と発言していた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/jpmorgan-ubs-and-now-wells-fargo-builds-own-digital-cash-4669.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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