ビットコインの政府依存、想像よりも高い可能性

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 経済学者で「ザ・ビットコイン・スタンダード」の著者であるサイフェディーン・アモウス氏が、世界で最も有名な仮想通貨であるビットコイン(BTC)は想像されるより政府への依存度が高いかもしれないと論じた。しかし、ビットコインについては良いニュースもある。

 アモウス氏は、14-15日にラトビアのリガで開催されたバルティック・ハニーバジャー2019というビットコイン会議で、「ビットコインを本当に終わらせる方法」について発表した。同氏は、金融政策が良くなるほど仮想通貨の魅力が薄れると論じた。金融政策が大幅に改善され、資金移動の規制が解除され、インフレが減り、海外でお金を使うのが簡単になり、自国の通貨が崩壊する「新たなベネズエラやジンバブエが生まれなく」なれば、ビットコインを利用、取引、保護、開発する経済的インセンティブが減り、同通貨は危機に瀕するだろう。

 しかし、これらの政策が大きく後退し世界が超インフレ経済となった上で人々が自由にマネーを選べる場合でも、ビットコインと比べ遥かに流動性の高い金がより重要で利便性が高いとみなされる可能性を考慮すると、ビットコインは危機に瀕する可能性がある。

 そのためアモウス氏は、「ビットコインは我々が考えている以上に政府に依存している可能性がある」と判断した。多くの人々は、ビットコインは政府の影響を受けにくいと考えている。しかし実際には、ビットコインを利用する人々へのインセンティブはその政府に依存している。

 アモウス氏は、「人々がビットコインを利用したいと思うには政府が愚かな行為をし続ける必要がある」と結論付けた。

 では良いニュースとは何か?アモウス氏の説明によると「体制がビットコインに有利に働いている」という。ビットコインは金融政策の失敗により成長する。そして政府はこれらの「ひどい」金融政策によって利益を得ているため「愚かな行為」をし続けるであろうから心配はいらない。これはビットコインを前進させるビットコインにとって必要な唯一の宣伝だと同氏は語る。自由に市場を選択できないこうした金融政策が続き、一方で法定通貨の金融システムを離れるほど悪い状態ではないと人々が考え続ける限り、この体制は継続しビットコインはその恩恵を受けるだろう。政府がビットコインを支持し支援し続けることになるからだ。

 アモウス氏は、ビットコインが終わる可能性のあるシナリオについても論じた。これには、ネットワークを破壊する技術的攻撃や、ビットコインを毀損する政治的攻撃が含まれる。そしてこれらは理論的には有効だが、ビットコインを完全に終わらせることができるかどうかは定かではない、と同氏は述べた。さらに、攻撃の失敗はビットコインの回復力を広める結果となり、政府がそれを攻撃するのではなく受け入れる理由になるかもしれない。また、あらゆる規制はさらなるイノベーションを生み出す。ビットコインのハードウェア、ソフトウェア、ウォレット、ノードなどにイノベーションが生じている理由がそれだ。政府は価格と戦うが「それは人間のインセンティブには優らない」と同氏は語る。市場は常に新たな方法を見つける。そのためビットコインを終わらせるには、政府はビットコインを使う経済的インセンティブと戦わなければならない。

 金には多くの利点があるが、ビットコインのフルノードを動かすコストは金よりも遥かに少ない。金融危機を伴う政府管理通貨に関する20世紀型の金融政策を長く続けるほど、ビットコインはより多くの時間を手に入れより大きな流動性を作り出す。そして流動性が増加すればするほど、ビットコインは金融資産として成長でき、最終的に自由市場で金に対抗できる可能性が高まる、とアモウス氏は語った。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/bitcoin-perhaps-more-dependent-on-governments-than-many-thin-4658.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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