フェイスブックのリブラ、スイスの決済ライセンス以外にも要件

109185490_s_FINMA.jpg

 スイスの金融規制当局が、フェイスブックの仮想通貨プロジェクト「リブラ」は事業開始前に決済システムのライセンスを取得するほか、追加の要件を満たす必要があると述べた。

 FINMA(スイス連邦金融市場監督機構)はプレスリリースの中で、フェイスブックの仮想通貨イニシアチブで計画されている様々なサービスには追加の要件を課す必要があると語った。

 「ペイメントトークンのリブラ発行によってリブラ・プロジェクトが計画しているサービスは明らかに純粋な決済システムを超えたものであり、追加要件の対象となる」。

●追加の規制要件

 FINMAによると、この追加要件は特に流動性、リスク集中、資本配分に関連するものだという。

 スイスの金融規制当局であるFINMAは、フェイスブックがこの仮想通貨イニシアチブに関し追加要件を満たさなければならないもう1つの理由はリブラ準備金の管理にあると述べた。

 フェイスブックは6月にリブラのホワイトペーパーを公開した際、地理的に分散されたカストディアンのネットワークが準備金を保有すると説明していた。これらのカストディアンは投資適格水準の信用格付けを保有することが期待される。

 フェイスブックはさらに、リブラの裏付けとして使われる実際の資産は銀行預金や国債といった低ボラティリティ資産のバスケットになるだろうと語っていた。

●リブラの追加要件はどのような形になるのか?

 FINMAによると、フェイスブックが満たすべき追加の規制要件は、金融市場分野の他の参加者が遵守しなければならない要件と同様のものになる予定だという。

 例えば多数のユーザーがリブラを同時に引き出すといった、この仮想通貨プロジェクトに生じるであろう銀行に類似したリスクは、銀行に類似した規制要件を適用するで緩和されなければならない。これは、フェイスブックが銀行業のライセンス取得を義務付けられる可能性があることを示唆している。米国のトランプ大統領も以前このアイデアを出していた。

 FINMAはさらに、国際的な広がりを持つリブラ・プロジェクトには国際的に協調の取れたアプローチが必要だと述べた。これにより、同プロジェクトの運営開始は大きく遅れる可能性が高まると予想される。

●リブラについて、スイスは米国からの圧力に晒されている

 仮想通貨規制を悪用される可能性がないか確認するよう米国がスイスに圧力をかける中、今回の発表が行われた。フェイスブックはフィンテックに対し先進的なことで知られるスイスをリブラの中心地に選んでいた。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、スイスと米国の当局者は9月第2週にスイスの仮想通貨規制を主な議題とした会議を同国で開催したという。

 米国でテロ・金融情報担当の財務次官を務めるシーガル・マンデルカー氏もこの会議に参加し、スイスの規制が問題を防ぐに十分な堅牢性を持っているか確認する必要性を強調した。マンデルカー氏は、スイスの銀行秘密法で現在は金融透明性が受け入れられているように、同国への圧力が結実することを望んだ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.ccn.com/facebook-crypto-libra-swiss-scrutiny/

This story originally appeared on CCN.com.

ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
XRP詳細ページ
ICOレーティングについて