米アップル、仮想通貨に期待寄せる

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 多くのIT企業が仮想通貨への関心を大きくしている。フェイスブックなどは特にその傾向がある。一方、アップルはいまだにどっちつかずである。仮想通貨の可能性や将来性を認めてはいるものの、彼らのフォーカスは現在は別のところにあるようだ。

・アップルは仮想通貨にメリットを見出す

 アップルが仮想通貨に少しながらもポジティブなイメージを持っていることは少し驚きだ。iOSデバイスから仮想通貨にアクセスするようなアプリは長年アップルストアの審査で認められず、アプリ開発者たちは嘆いていた。幸運なことにこういった状況は変わりつつある。

 実際のところ、同社は今までに一度も仮想通貨のコンセプト自体を否定したことはなかった。それどころか、長期的にはビットコイン(BTC)にメリットを見出している。同社はマーケットや関連する開発を追いかけている。しかし、長期的な目線では、仮想通貨産業は無視できないものであることは確かであるが、近い将来に彼らが仮想通貨関連のサービスやプロダクトを発表することはない。

・「アップルコイン」の噂が飛び交う

 ある発言によってアップルコインに関する噂がさらに広がっている。ここ数年同社が独自の仮想通貨を開発しているということが噂になっていた。しかし現在まで公式にも、非公式にもそういったプロジェクトが存在することは確認されていない。プロジェクトが存在しないことは悪いことではない。これ以上独自のエコシステムを持った仮想通貨が出てくることを人々は求めていないからだ。結局、アップルコイン、小さなエコシステムのための電子通貨で世界人口の大部分には届くこともないようなものだろう。

 アップルは仮想通貨マイニングアプリは許可していない。しかしその他のアプリに関してはそこまで厳しくないようだ。例えば、QRコード決済のアプリケーションや内部デバイスソフトウェアには課税しないような仮想通貨アプリケーションにはオープンなようだ。同社の広報担当者は金融業界は少しずつ変化しており、仮想通貨が取って代わる部分もあると認めた。

・アップルカードのライバルになるか?

 アップルはすでに独自の決済カードを導入している。アップルカードのことだ。このカードの是非に関して多くのレビューやコメントがある。アップルカードはユーザーをエコシステムにつなぎとめるためにとても大きな役割を果たしているが、全員がその恩恵を受けているわけではない。さらに、これからも状況は改善していくであろうが、現在において、使用できる範囲は限られている。

 興味深い考察は、なぜアップルカードを使用して仮想通貨を購入することができないのかということだ。この最大の理由はカードを発行している銀行がBTCやその他の仮想通貨に対してネガティブなスタンスを示しているからだ。これは、同社が仮想通貨に対して長期的にメリットを感じている事からもわかるように、アップルのせいではない。この問題にどのようにアップルが対処するかは今後の対応次第である。

(イメージ写真提供:123RF)

https://nulltx.com/apple-has-long-term-expectations-for-cryptocurrencies/

This story originally appeared on NULLTX.

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