タイのビットコイン交換所、デジタルアセット取引所ライセンス更新せず

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 仮想通貨マーケットは有望にも関わらず、ビットコインサービスプロバイダーにとっては問題が残っている。タイでは、業界最大手の業者が数週間以内に閉鎖する見通し。Bx.in.thとして知られるBitcoin Co.Ltdは、デジタルアセット取引所ライセンスを更新しない予定だ。なぜ今回の決定に至ったのかは不明だが、方針を変える予定はなさそうだ。

●奇妙な決定

 17年末以降、ビットコインに熱心な人々にとっては苦しい時期が続いている。マーケットのボラティリティの高さは、多くの人々を仮想通貨から遠ざける要因になっている。サービスプロバイダーにとっても、注目に値する変化があった。多くの会社が、現在のビジネスモデルを今後も継続していくことができなくなっている。最近では、Bx.in.thが大きな変更を行った。

 同社のウェブサイトでは、今回の決定をユーザーにポップアップで知らせている。タイバーツとビットコインの交換を行っている同社は、9月30日を最後にこのサービスを停止する。それまでの間、ユーザーはこのサービスを継続利用可能だ。9月30日を過ぎても、このプラットフォームは存続するが、口座照会のためのポータルとしてのみ利用可能だ。同社でのビットコイン取引はできなくなる。

●ライセンスの要件

 タイでビットコイン取引を行う公式なライセンスを取得することは、主要な参入障壁の一つだ。このライセンスは現地SECにより発行され、デジタルアセット取引ライセンスとして知られている。これまで、Bx.in.thはこのライセンスを保持していた。しかし、同サービスを継続する場合には、毎年「更新」が必要なライセンスだ。理由は不明だが、同社は20年にも使用可能なライセンスに更新するアクションを取らないようだ。

 今回の決定を行ったタイミングは、とても興味深い。仮想通貨マーケットは有望であるにも関わらず、同社はビットコインサービスを閉鎖するタイミングと捉えた。ビットコインサービスを5年間続けてきた後に、同社は他の道を進む。今回の決定に対して詳細な情報は明かされていないが、「他のビジネスチャンスに集中する」とのことだ。同社は、仮想通貨業界を去ることになるだろう。

●出金と代替策

 大抵、企業が劇的な変更を発表する際には、ユーザーは口座残高を引き落とすための期間が設けられる。Bx.in.thのケースでは、出金期限は19年11月1日だ。この日を過ぎると、ユーザーが出金するためには、直接同社にコンタクトすることが必要になる。この取引所から資金を引き上げるためには少なくとも8週間の期間が用意されており、結果的に何らか現実的な問題が発生するようには見えない。

 タイでの代替サービスを見つけるのは、ある種難しい。より具体的に言えば、顧客にタイバーツとビットコインの交換取引を便利に行えるようにしている他のサービスプロバイダーはある。それはどうなのだが、他のプロバイダーがBx.in.thと同じ決定をするかもしれない。Bx.in.thがなぜ今回の決定に至ったのか理由がわからない中では、他者も追随する可能性を否定できないことも事実だ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://nulltx.com/thai-bitcoin-trading-platform-wont-renew-its-digital-asset-exchange-license/

This story originally appeared on NULLTX.

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