「大きな成長のチャンス」、資産家が10億ドルの仮想通貨ベンチャー立ち上げ

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 フィナンシャルタイムズによると、資産家のアラン・ホワード氏が保有するエルウッドアセットマネジメント社は機関投資家向けの新たな仮想通貨投資プラットフォームを開発していることがわかった。

 同社CEOのビン・レン氏はこれを大きな成長のチャンスと考えており、詳細が完全に決まったわけではないが、プラットフォームが将来的に10億ドルを超える資産を扱うことができるようになることを期待しているとした。

 現在分かっていることは、同システムはそれぞれの投資家に対して、投資家のリスク許容度や、求めるリターン、また流動性などを元にポートフォリオを作成するということだ。また投資家がすでに持っている資産との相関関係も計測する。投資家は資産にアクセスするために払う元々の手数料に加えて、エルウッド社に対して手数料を徴収する形になる。

 レン氏によると、同社はデューデリジェンスの基準を満たす仮想通貨ヘッジファンドをすでに50ほど見つけているとのことだ。

 19年3月にも発表されているように、エルウッドアセットマネジメント社は様々な規制を受けた投資プロダクトを販売する予定で、より多くの機関投資家を仮想通貨に引き寄せようとしている。

 それらのプロダクトは、「全ての仮想通貨資産を包括するような」ものであり、ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)に対する直接的な投資を行うものなども含まれている。同社はすでに、ブロックチェーン(BC)技術会社などへの投資を行う上場投資信託(ETF)を取り扱っているが、仮想通貨に直接投資する商品は取り扱っていなかった。

 17年に仮想通貨に多くの個人的な投資をしたホワード氏は18年にEOSの戦略的投資ラウンドに参加した著名な投資家の一人でもある。彼はForbes誌において18年の40の最も稼ぐヘッジファンドマネージャーの1人に選ばれ、13.5億ドルの資産があると見られている。

●仮想通貨ヘッジファンド市場(19年5月)

・10億ドル規模の資産を扱う仮想通貨ヘッジファンドは150ほどあると推定されている。(仮想通貨インデックスファンドや仮想通貨ベンチャーファンドは除く)

・これらのファンドで運用資産が1000万ドル以下のものは60%以上あり、5000万ドル以上は10%に満たない。

・19年の第1四半期までにおける仮想通貨ヘッジファンドの平均運用資産は2190万ドルである。

・同時期の運用資産額の中間値はおよそ430万ドルで、ファンドの創設が始まった18年1月頃の120万ドルに比べると3倍以上になっている。つまり市場の状況は厳しいが、仮想通貨ファンドは比較的好調である。

・52%のファンドが独立したカストディアンを利用しているが、独立した役員がいるファンドは25%ほどに留まる。

・ファンドにおける平均的なチームの人数は7、8人である

・仮想通貨ファンドの投資専門家たちは3、4年の投資マネジメント経験がある人が多い。

・18年における中間的なファンドのリターンは-46%、対してビットコインのベンチマークは-72%である。

・仮想通貨ファンドの平均的な運用手数料は1.72%、成功報酬率は23.5%である。

ソース:2019 Crypto Hedge Fund Report by PwC and Elwood Asset Management

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/billionaire-investor-s-firm-builds-usd-1bn-crypto-venture-4550.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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